3000本記念日 (記念日 5月28日)

3000本記念日
達成日
1980年(昭和55年)5月28日
達成選手
張本勲(ロッテ・オリオンズ)
達成球場
川崎球場
対戦投手
山口高志(阪急ブレーブス)
日本記録
通算3085安打(NPB歴代1位)
現役年数
23年(1959〜1981年)

1980年(昭和55年)5月28日、川崎球場に詰めかけたファンは歴史的な瞬間を目撃しました。ロッテ・オリオンズの張本勲選手が、阪急ブレーブスとの一戦で山口高志投手の初球を振り抜き、打球は右翼スタンドへ。日本プロ野球史上初となる通算3000本安打を、本塁打という最高の形で達成した瞬間でした。張本勲は1940年(昭和15年)、広島県生まれ。右手に負傷を抱えながらも左打者に転向し、独自のバットの構えから生み出す広角打法で安打を量産してきた選手です。「安打製造機」の異名はそこから来ています。東映フライヤーズ、読売ジャイアンツ、ロッテ・オリオンズと渡り歩いた23年間の現役生活で安打を積み重ね続けた末に辿り着いたのが、この3000本という大台でした。

翌1981年(昭和56年)に現役を引退するまでに積み上げた通算安打数は3085本。この数字がNPBの日本記録として今も刻まれています。2009年(平成21年)4月、シアトル・マリナーズのイチローが日米通算3086安打を記録した際、日本国内の一部メディアが「日本記録更新」と報じましたが、日本野球機構(NPB)は日米通算での記録を日本記録と認めておらず、張本の3085本が公式記録として維持されています。

さらに、張本は通算500本塁打と通算300盗塁を両立した、日本球界で唯一の選手でもあります。長打力と俊足を兼ね備えた打者が同時に到達できる水準ではないため、この記録が他の選手に破られる可能性は限りなく低いとみられています。3000本安打・500本塁打・300盗塁という三つの金字塔を同時に持つ打者は、NPBの長い歴史の中で張本ただ一人です。

1980年のこの日を「3000本記念日」と呼ぶのは、単なる数字の節目以上の意味があります。日本プロ野球にとって初めて3000という壁を超えた選手が現れた日であり、それ以降も現役を終えた選手の中でこの壁を超えた者が一人も存在しないという事実が、この記録の重みをいっそう際立たせています。3085本という到達点は、現在もなお誰一人として更新できていない数字です。打席に立ち続けた23年の積み重ねが、今日もなお日本球界の頂点に立ち続けています。

5月28日のカレンダー情報

六曜 先負
吉日 大明日、母倉日、寅の日、不成就日
月齢 11.3

5月の二十四節気・雑節

  • 立夏(りっか) 5月5日(火)
  • 小満(しょうまん) 5月21日(木)
  • 八十八夜(はちじゅうはちや) 5月2日(土)