核兵器の全面的廃絶のための国際デー (記念日 9月26日)
1945年8月、広島と長崎に投下された原子爆弾は、2つの都市を壊滅させ、合計21万人以上の命を奪いました。この歴史的な惨禍を背景として、国際社会は核兵器廃絶を長年にわたり国連の最優先課題の一つとして位置づけてきました。毎年9月26日は「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」です。英語では「International Day for the Total Elimination of Nuclear Weapons」と表記され、2013年(平成25年)12月の国連総会における決議によって制定された国際デーの一つです。
この国際デーの目的は、核兵器が人類に及ぼす脅威と、核兵器の全面的廃絶の必要性に関する社会の認識を高め、教育を充実させることにあります。さらに、この日を記念することを通じて、核廃絶への意識と取り組みをより広く普及・促進させることも掲げられています。
歴史的な経緯を振り返ると、1946年(昭和21年)の第1回国連総会において、核軍縮を国連の主要な目標とする決議が採択されました。それ以来、国連は核兵器廃絶に向けた取り組みを継続しています。また、2009年(平成21年)12月の国連総会では、8月29日を「核実験に反対する国際デー」として制定しており、核兵器削減・撤廃への関心と関与を高めるための国際的な枠組みが整備されてきました。
毎年9月26日には、国連事務総長のメッセージが発表されます。国連本部が置かれるアメリカ・ニューヨークや、事務局があるスイス・ジュネーヴをはじめとする各地で、この日を記念したイベントが実施されます。国連は加盟国に対して、核兵器廃絶についての国民の認識と教育を強化するよう奨励しています。