佐久鯉誕生の日 (記念日 1月6日)

佐久鯉誕生の日
最古の記録
1746年(延享3年)3月20日
献上先
伊勢神宮の神主
制定者
箸澤明剣氏(佐久ホテル社長)
産地
長野県佐久市・千曲川流域
最盛期の実績
昭和初期に全国一の生産量・品評会日本一
ご用達
宮内省・陸軍(昭和初期)

1746年(延享3年)の3月20日、信州佐久の箸澤佐吾衛門包道が伊勢神宮の神主に鯉料理を献上しました。この記録こそが、現在の全国ブランド「佐久鯉」の最古の記録とされており、その歴史は約280年前にまでさかのぼります。佐久鯉が育まれてきたのは、長野県佐久市を流れる千曲川(信濃川)の清冽な水と、この地域特有の気候・風土のおかげです。千曲川は八ヶ岳や浅間山麓の高原地帯を水源とし、雪解け水や湧き水が混じり合った冷たく澄んだ流れが鯉の養殖に最適な環境をつくり出しています。

寒暖差の大きい内陸の気候の中でゆっくりと育った鯉は、身が締まって風味が豊かなことで知られています。昭和初期には全国一の生産量を誇り、鯉の博覧会や品評会でも日本一の称号を獲得。当時の宮内省や陸軍のご用達にもなった、正真正銘の「ブランド鯉」でした。

記念日を制定したのは、箸澤佐吾衛門包道の子孫にあたる箸澤明剣氏。長野県佐久市で老舗旅館「佐久ホテル」を営む同氏が、先祖の献上記録にちなんだこの日を記念日として申請し、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。家業を通じて代々受け継がれてきた佐久鯉の歴史が、公式な記念日という形で可視化されたといえます。

佐久鯉は刺身・あらい・煮付けなど、さまざまな料理で食べられてきた淡水魚文化の象徴です。なかでも「鯉こく」は鯉を丸ごと味噌仕立てで煮込んだ郷土料理で、臭みを抑えた深い旨みが特徴。「鯉の洗い」は薄切りにした身を冷水でしめてコリコリとした食感を楽しむ夏の定番です。内陸の長野県では交通が不便だった時代に海の魚が入りにくく、鯉をはじめとする川魚が貴重なタンパク源として川魚文化を育みました。佐久地域の食卓で長年親しまれてきた鯉料理は、今も地元の旅館や料理店でいただくことができます。

1月6日のカレンダー情報

六曜 仏滅
吉日 天恩日、月徳日
月齢 17.1

1月の二十四節気・雑節

  • 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
  • 大寒(だいかん) 1月20日(火)
  • 冬の土用(どよう) 1月17日(土)