紫陽花を長持ちさせるための水揚げ方法を徹底解説

10112
紫陽花の水揚げって何?
水揚げとは、切り花が水を吸い上げやすくするための処理のことです。紫陽花の場合、特に水下がりしやすいので、特別な注意が必要です。
紫陽花の水揚げ方法は?
紫陽花の水揚げ方法には、葉を取り除く、茎を斜めに切る、茎を縦に割る、深水の水揚げ、湯揚げなどがあります。これらの手順を守ることで、花が長持ちします。

紫陽花の水揚げ方法

紫陽花はその美しい花姿で多くの人々に愛されていますが、切り花として長持ちさせるためには適切な水揚げが必要です。ここでは、紫陽花の水揚げ方法について詳しく説明します。

水揚げの基本

水揚げとは、切り花が水を吸い上げやすくするための処理です。これにより、花が長持ちしやすくなります。紫陽花の水揚げは他の花と少し異なるため、特別な注意が必要です。

必要な道具

  • 花切りハサミまたはナイフ(刃をきれいに洗ってから使用)
  • 新聞紙
  • バケツや花瓶(深さがあるもの)
  • 水揚げ剤や延命剤(ある場合)

水揚げの手順

  1. 葉を取り除く:紫陽花の葉は大きく、水分を多く消費するため、取り除くことが推奨されます。ただし、全ての葉を取ってしまうと花らしくなくなるので、2~3枚残すと良いでしょう。
  2. 茎の処理:茎を斜めに切り、カット面を広くします。次に、茎の中にある白い綿状のものをハサミやナイフでかき出します。
  3. 茎を縦に割る:茎を縦に割ることで、水の吸収を促進します。
  4. 水に浸ける:茎を水に浸けます。深さは茎の半分以上、できれば首元まで浸かるようにします。

紫陽花の水揚げ方法

紫陽花は特に水下がりしやすい花です。以下の方法で水揚げを行うと、より効果的です。

深水の水揚げ

紫陽花は普通の水揚げよりも、花全体を水中に沈める方法が効果的です。大きな器がない場合は、洗面台や浴槽を代用することもできます。

湯揚げ

湯揚げもおすすめの方法です。茎を熱湯に浸けることで、細胞壁が柔らかくなり、水の吸収が良くなります。ただし、花や葉が熱湯に触れないように注意してください。

飾る際の注意点

紫陽花を花瓶に飾る際には、以下の点に注意してください。

  • 深めの水で飾る:茎が長いままだと水が下がりやすいので、茎を短くするか、水盤に浮かべる方法がおすすめです。
  • 吸水フォームの使用は避ける:紫陽花は吸水フォームには向いていません。

日々のお手入れ

紫陽花を長持ちさせるためには、日々のお手入れが重要です。

  • 毎日の水替え:花瓶の水を毎日新鮮なものに替えることで、花が長持ちします。
  • 茎の切り戻し:茎を毎日少しずつ切り戻すことで、水の吸収が良くなります。
  • 花への霧吹き:花全体に霧吹きをすることで、湿度を保ち、花が長持ちします。

紫陽花のドライフラワー

紫陽花をドライフラワーにする場合も、しっかりと水揚げを行うことが重要です。以下の手順で行うと、きれいなドライフラワーができます。

  1. 茎を短めに切り、水揚げを行います。
  2. 水に活けた後、水を足さず、風通しの良い場所に置きます。
  3. 天気の良い日が続くときに行うと、乾きが早く成功率が高くなります。

まとめ

紫陽花は適切な水揚げを行うことで、長く美しさを保つことができます。以下に要点をまとめます。

手順 詳細
葉を取り除く 2~3枚残して他は取り除く
茎の処理 斜めに切り、白い綿をかき出す
茎を縦に割る 水の吸収を促進するため
深水の水揚げ 花全体を水中に沈める
湯揚げ 茎を熱湯に浸ける
飾る際の注意点 深めの水で飾り、吸水フォームは避ける
日々のお手入れ 毎日の水替え、茎の切り戻し、霧吹き
ドライフラワー 短めに切り、水揚げ後風通しの良い場所に置く

これらの手順を守ることで、紫陽花を長く楽しむことができます。ぜひ試してみてください。

参考情報ははなどんやマガジンおよびAtelier Cheerから得られました。