QPS研究所の新拠点Q-SIP、2024年11月に稼働開始予定の詳細

Q-SIP稼働開始

開催日:11月1日

Q-SIP稼働開始
Q-SIPって何なの?
Q-SIPはQPS研究所が開発した新しい研究開発拠点で、衛星開発・製造を強化するための施設です。
Q-SIPはいつから稼働するの?
Q-SIPは2024年11月から稼働を開始し、2025年1月以降に本格的に稼働する予定です。
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QPS研究所の新研究開発拠点「Q-SIP」の概要

株式会社QPS研究所(福岡市中央区、代表取締役社長 CEO:大西俊輔)は、2024年7月22日に発表した新たな研究開発拠点「Q-Space Innovation Palace」、略して「Q-SIP(キューシップ)」の進捗状況をお知らせします。この新拠点は、福岡市近郊に位置し、衛星開発・製造の事業強化を目的としており、2024年11月から稼働を開始する予定です。

「Q-SIP」は、現在の工場の10倍以上の面積を持つ約4500㎡のワンフロアで構成されており、全ての製造関連装置・設備が設置されます。この広大なスペースの利点を活かし、生産性の向上を目指しています。現在、設備の移設工事やクリーンルーム、執務スペースの施工が進められています。

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「Q-SIP」の名称の由来と意味

新拠点の名称「Q-SIP」は、QPS研究所の「Q」と九州を意味する「Q-shu」を組み合わせたものです。また、「SIP」は「シップ」と発音され、宇宙のイメージを持たせています。これは、研究やイノベーションの航海に皆で同じ船に乗り込むという意味合いが込められています。

この名称には、QPS研究所が目指す共同作業や協力体制を象徴する意図があり、今後の事業展開における強い意志を表現しています。

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新拠点「Q-SIP」の稼働とその意義

QPS研究所は、準リアルタイム観測データのサービス提供を目指し、小型SAR衛星のコンステレーションを構築しています。「Q-SIP」の稼働により、衛星の生産能力は最大10機になる見込みです。これにより、同社が目指す準リアルタイム地球観測の実現が大きく近づくことになります。

代表取締役社長 CEO 大西俊輔氏は、「新拠点の稼働開始に向けて、関係者の皆様に感謝申し上げます。年明けには本格稼働を予定しており、エンジニアチームと共にこの一大プロジェクトを進めていくことに大きな期待を寄せています」とコメントしています。

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Q-SIPの特徴と衛星開発への影響

新拠点「Q-SIP」は、衛星の量産体制を整えるために必要なすべての設備が揃った理想的な環境を提供します。開発部ハードウェア開発課の課長 福田大氏は、「試験設備も充実しており、ここで組み立てられた衛星は外部での試験のために移動する必要がなくなります」と説明しています。

また、公共交通機関や幹線道路が周辺に整備されているため、福岡市中心部からのアクセスが容易であり、パートナー企業との協力体制も効率化されることが期待されています。

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QPS研究所の取り組みと今後の展望

QPS研究所は、2005年に福岡で創業され、九州宇宙産業の開拓者としての役割を担っています。特に、小型SAR衛星の開発においては、収納性が高く、軽量でありながら大型の展開式アンテナを開発し、従来のSAR衛星に比べて大幅なコスト削減と性能向上を実現しています。

現在、QPS-SARは日本の民間SAR衛星で最高精細な46cm分解能の画像取得が可能であり、2027年度には24機、最終的には36機の衛星コンステレーションで平均10分毎の準リアルタイム観測データ提供サービスを目指しています。

株式会社QPS研究所の基本情報

社名
株式会社QPS研究所(東証グロース市場 証券コード:5595)
本社住所
福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル6階
代表者
代表取締役社長 CEO 大西俊輔
創業
2005年6月
URL
https://i-qps.net/
事業内容
人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売

まとめ

QPS研究所の新拠点「Q-SIP」は、衛星開発・製造の事業強化に向けた重要なステップを示しています。新たな施設の稼働により、衛星の生産能力が大幅に向上し、準リアルタイム観測データの提供が現実のものとなるでしょう。

以下に、この記事で紹介した内容をまとめました。

項目 詳細
新拠点名称 Q-Space Innovation Palace(Q-SIP)
稼働開始予定 2024年11月
面積 約4500㎡
衛星生産能力 最大10機
目指すサービス 準リアルタイム観測データ提供
創業年 2005年

QPS研究所は、今後も衛星開発を進め、宇宙ビジネスの発展に貢献することを目指しています。

参考リンク: