2025年4月4日から大阪歴史博物館で日本刀1000年の軌跡を辿る特別展開催
ベストカレンダー編集部
2024年12月14日 14:41
日本刀特別展
開催期間:4月4日〜5月26日
特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」開催概要
大阪歴史博物館では、令和7年(2025)4月4日(金)から5月26日(月)まで、6階特別展示室において特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」を開催します。この特別展は、国内最大の現代刀匠たちの団体である全日本刀匠会が設立されてから50年を迎えることを記念したもので、日本刀の1000年にわたる歴史を振り返る貴重な機会です。
日本刀は、平安時代から現在に至るまで、約1000年にわたって製作され続けてきました。その美しさや技術の高さは、常にその時代に活躍した刀匠たちの存在によるものです。特別展では、未来の国宝・重要文化財となる可能性を秘めた新作刀も展示される予定です。
主な展示資料の紹介
本展では、約80点の展示作品が予定されています。以下に主な展示資料を紹介します。
- 重要美術品 太刀 銘 安綱 (号 天光丸)
平安時代後期、壺井八幡宮蔵。日本刀草創期を代表する刀工、安綱による作品で、素朴で力強い作風が特徴です。 - 重要文化財 刀 銘 井上真改/(菊紋)延宝二二年八月日
延宝4年(1676)、個人蔵。江戸時代中期の名工、井上真改による作品で、20数年ぶりの一般公開となります。 - 初公開 包丁 銘 浪華住刀匠 月山源貞光彫同作(花押)
昭和20~28年(1945~53)、月山日本刀鍛錬道場蔵。刀匠・月山貞光の初期銘による包丁で、戦後の困難な時期に製作された作品です。 - 刀 銘 大和国住月山貞利謹切物同作(花押)
令和4年(2022)、個人蔵。月山一門の刀匠、月山貞利による作品で、技術継承の使命感が込められています。 - 刀 銘 宮入小左衛門行平
令和4年(2022)、個人蔵。人間国宝・宮入行平の子、宮入小左衛門行平による作品で、強靭な信念を感じさせる刀姿です。
開催概要とアクセス情報
特別展の詳細な開催概要は以下の通りです。
名称 | 特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」 |
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主催 | 大阪歴史博物館、全日本刀匠会、合同会社伝統工芸木炭生産技術保存会、株式会社テレビせとうちクリエイト |
会期 | 令和7年4月4日(金)~5月26日(月) |
休館日 | 火曜日休館(但し4月29日、5月6日は開館、5月7日は休館) |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は閉館の30分前まで) |
会場 | 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32 |
観覧料 | 特別展のみ:大人1,500(1,350)円、高大生500(450)円 常設展との共通券:大人1,950(1,890)円、高大生850(810)円 中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方は無料 |
展示作品数 | 約80点 |
最寄駅はOsaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅です。バスの場合は、大阪シティバス「馬場町」バス停前が便利です。
関連イベントの情報
特別展に関連して、以下のイベントも開催予定です。
- 記念座談会「1000年の伝統を伝える―刀匠が語る日本刀の魅力―」
日時:令和7年4月19日(土)13:00~15:30(12:30開場)
会場:大阪歴史博物館 4階講堂
定員:250名
参加費:500円(事前申し込み制) - 現代刀鑑賞会
内容:現代刀を手に取り、鑑賞の仕方を刀匠が解説します。日程:令和7年4月20日(日)
参加費:有料
詳細な情報や申し込み方法は、2月中旬ごろにプレスリリース予定です。
まとめ
特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」では、日本刀の歴史や技術の継承をテーマに、数多くの貴重な作品が展示されます。刀匠たちの技術や情熱が込められた作品を通じて、日本の伝統文化を再認識する機会となるでしょう。以下に、開催概要をまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | 特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」 |
会期 | 令和7年4月4日(金)~5月26日(月) |
会場 | 大阪歴史博物館 6階 特別展示室 |
観覧料 | 大人1,500円、高大生500円 |
展示作品数 | 約80点 |
関連イベント | 記念座談会、現代刀鑑賞会 |
この特別展を通じて、長い歴史を持つ日本刀の魅力を多くの人々に伝えることが期待されています。