ユアサ商事、2025年2月にタイで文化をつなぐ展示会を開催予定
ベストカレンダー編集部
2025年1月6日 09:46
タイ展示会開催
開催日:2月1日
ユアサ商事株式会社の年頭所感
ユアサ商事株式会社は、2025年1月6日付けで代表取締役社長の田村博之氏から年頭の挨拶を発表しました。この挨拶では、2025年が「ユアサビジョン360」の最終年度であり、2026年の創業360周年に向けた重要な年であることが強調されています。
社長は、新たな年にあたり、結果に拘る姿勢を示し、これまでの9年間で「社会課題解決」と「企業価値向上」を両立させるために展開してきた施策について振り返りました。特に、デジタル、グリーン、レジリエンスといった社会課題に対応するための9つの成長戦略が中心となっています。
成長戦略の推進
ユアサ商事は、成長戦略の推進において、メーカー様の商品提案にとどまらず、マーケットのニーズに応えるために、AIや最新技術を活用し、約30のオリジナル商品やソリューションを開発してきました。2025年はこれらの集大成の年であり、実績に拘る姿勢を強化することが宣言されています。
具体的には、既存の取引先様に加え、自治体ルートへの提案活動を強化し、より多くの市場ニーズに応えるべく取り組みを進めていく予定です。
海外戦略の改革
成長戦略の中でも進捗が遅れている「海外戦略」に関しては、抜本的な改革が行われています。昨年10月にはタイに新社屋が完成し、人員を含めたリソースの集中投下が実施されました。2025年は全事業領域においてタイマーケットでの営業展開を強化することが目指されています。
さらに、2025年2月には海外初のプライベート展示会「YUASA Grand Fair in Thailand」がバンコクで開催される予定です。このイベントには約200社の日本を代表するメーカーが出展し、「日本の文化とタイの文化をつなぐ」をテーマに、日系企業のみならず現地資本企業も招待されます。
人材戦略とDX推進
非財務面においても、ユアサ商事は人材戦略に力を入れています。全社員参加型プロジェクト「YUASA PRIDE プロジェクト」を通じて、社員の意見や要望を形にし、エンゲージメントの向上を図るための新人事制度が設計される予定です。
また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進においては、データドリブン経営を目指し、基幹システムや業務基盤の刷新に着手します。これにより、より効率的で効果的な経営が実現されることが期待されています。
VUCA時代への対応
現代社会はVUCA(不確実性、変動性、複雑性、曖昧性)の時代と称されていますが、ユアサ商事は創業以来350年以上にわたり、時代に合わせた変化を遂げてきました。この歴史的背景を活かし、2025年もお取引先様とともに柔軟に変化し、進化し続けることで、様々な社会課題の解決と市場創造に努める意向が示されています。
まとめ
ユアサ商事株式会社の年頭所感は、2025年が重要な年度であることを明確にし、成長戦略や人材戦略、海外展開における新たな取り組みについて詳述しています。以下に、この記事で取り上げた主な内容を表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
年頭所感発表日 | 2025年1月6日 |
代表取締役社長 | 田村 博之 |
重要な年度 | ユアサビジョン360の最終年度 |
成長戦略 | デジタル、グリーン、レジリエンスを中心に9つの戦略を展開 |
海外戦略 | タイ市場での営業展開を強化、プライベート展示会を開催 |
人材戦略 | 全社員参加型プロジェクト「YUASA PRIDE プロジェクト」 |
DX推進 | 基幹システムや業務基盤の刷新を実施 |
この年頭所感は、ユアサ商事が今後の展望を見据え、様々な施策を通じて社会課題の解決に取り組む姿勢を示しています。2025年が同社にとって、さらなる成長と発展の年となることが期待されます。