2024年12月から始まるOPExPARKの新手術教育サービス、OPe-Academyの詳細
ベストカレンダー編集部
2025年1月7日 15:09
OPe-Academy開始
開催期間:12月1日〜3月31日
新たな手術教育サービス「OPe-Academy」の始動
株式会社OPExPARK(オペパーク)は、2024年12月から2025年3月にかけて、大阪公立大学大学院医学研究科 脳神経外科学教室と共同で海外医師向けの手術教育コース「NEUROSURGICAL EXPERTISE AND PRACTICE」を開催します。この新しいサービスは、医師教育のDX化を推進することを目的としており、特にアジア圏の医師に対して高水準の手術教育を提供することを目指しています。
OPExPARKは、これまで国内の脳神経外科医60名以上の協力を得て、約180件の手術教育コンテンツを国内外に配信してきました。日本の医療はアジア圏で高い評価を受けており、そのため海外からの日本への留学ニーズが高まっています。しかし、現実には日本の医療機関がその需要に応えきれない状況が続いています。
サービス提供の背景
OPExPARKがこの新しいサービスを提供する背景には、以下のような課題があります。
- 受け入れ側の空間的な制限
- 長期滞在に伴う煩雑な事務手続き
- 英語対応能力の不足
これらの課題に対処するため、OPExPARKはオンラインによる教育支援を取り入れた短期の手術見学コース「OPe-Academy」を提供することにしました。このコースでは、手術見学だけでなく、イーランニングの要素も取り入れています。具体的には、エキスパートによる教育動画をオンラインで閲覧できるようになっており、ハイブリッド形式で学習体験を提供します。
OPe-Academyの特徴
OPe-Academyの最大の特徴は、短期間で集中した手術学習体験を提供することです。具体的な内容は以下の通りです。
- 手術見学:実際の手術を見学し、現場の雰囲気を体感することができます。
- イーランニング:オンラインでの学習が可能なため、事前に必要な知識を身につけることができます。
- サポート体制:事務手続きの全面サポートにより、参加者の負担を軽減します。
このように、OPe-Academyはオフラインでの負担を低減しつつ、学習の成果を最大限に引き出すことを目指しています。また、見学サイクルのスリム化を実現し、医療機関の負担を軽減することも目指しています。
コースの詳細と講師陣
「NEUROSURGICAL EXPERTISE AND PRACTICE」は、大阪公立大学 脳神経外科学教室と共同で開催されるコースです。このコースでは、以下の2名の専門家が講師を務めます。
- 大畑 建治 先生
- 大阪公立大学名誉教授、社会医療法人弘道会 なにわ生野病院 特別顧問。1980年に大阪市立大学医学部を卒業し、2003年に世界初の頭部結合双生児の分離手術を主執刀した経験を持つ。
- 後藤 剛夫 先生
- 大阪公立大学脳神経外科学教室教授。1994年に大阪市立大学医学部を卒業し、国内外で数々の学会に参加し、専門的な知識を持つ。
本コースは約4か月間にわたり、参加者は実際の手術を見学しながら、専門的な知識を深めることができます。
株式会社OPExPARKの概要
OPExPARKは、医師教育のDX化を推進する企業であり、手術映像やOPeLiNK取得データをリアルタイムで伝送する技術を提供しています。この取り組みにより、専門医が遠隔地から現場の執刀医に対して診断や手術に関する助言を行うことが可能です。また、国内外の医療の質向上に貢献することを目指しています。
会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社OPExPARK |
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本社所在地 | 東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲 CW棟2階 |
設立 | 2019年6月21日 |
代表者 | 本田 泰教 |
事業内容 | 手術情報融合プラットフォームの開発と販売、医師限定手術教育ウェブサービス |
URL | https://www.opexpark.co.jp/ |
このように、OPExPARKは医療教育の新たな形を提案し、国内外の医療機関と連携することで、医療の質向上に寄与しています。
以上が、OPExPARKが提供する新しい手術教育サービス「OPe-Academy」についての詳細です。日本の医療の高水準を海外に伝えるための重要な取り組みであることが分かります。
参考リンク: