ユーリー・ノルシュテイン作品集が東京都写真美術館で3月4日から上映開始

ノルシュテイン作品集上映

開催期間:3月4日〜3月30日

ノルシュテイン作品集上映
ユーリー・ノルシュテインの作品はどこで見られるの?
2025年3月4日から3月30日まで東京都写真美術館で『ユーリー・ノルシュテイン作品集』が上映されます。
どんな作品が上映されるの?
『霧の中のハリネズミ』や『話の話』を含む全8作品が上映され、日本未公開作品も含まれています。

ユーリー・ノルシュテイン作品集の上映概要

2025年3月4日(火)から3月30日(日)まで、東京都目黒区の東京都写真美術館にて『ユーリー・ノルシュテイン作品集 ひとりじゃないんだよ』が上映されます。この上映では、世界的に有名なアニメーション作家であるユーリー・ノルシュテインの代表作を含む全8作品が一挙に公開されることとなります。

ノルシュテインは、独特の切り絵技法を用いたアニメーションで知られ、柔らかな霧や降り注ぐ雨、物語の中の感情を巧みに表現しています。観客はその詩的な演出を通じて、作品の持つ深いメッセージを感じ取ることができるでしょう。

ユーリー・ノルシュテインによる珠玉の作品集が上映 3/4(火)から東京都写真美術館で 画像 2

上映作品と特別料金について

上映される作品は以下の通りです:

  • 『霧の中のハリネズミ』(1975年/10分)
  • 『話の話』(29分)
  • 『おやすみなさいこどもたち』(日本未公開/3分)
  • 『ロシア砂糖CM』(日本未公開/2分)
  • 『ケルジェネツの戦い』(10分)
  • 『キツネとウサギ』(12分)
  • 『アオサギとツル』(10分)
  • 『25日・最初の日』(9分)

これらの作品は、全体で85分の上映時間となっており、観客は多様なアニメーションの魅力を体験することができます。また、特別料金が設定されており、大人(一般・シニア)と子ども(小学生以下)のセットで以下の料金が適用されます:

  • 大人1人(一般・シニア)+子ども1人(小学生以下):700円
  • 大人1人(一般・シニア)+子ども2人(小学生以下):1,000円

当日券の価格は、一般1,300円、学生(大学・専門学校生)、高校生、中学生1,100円、小学生以下(3歳以上)500円、シニア(60歳以上)、障害者手帳をお持ちの方(介護者2名まで)1,100円となっています。なお、3歳未満の子どもには座席が必要な場合、料金が発生しますが、保護者の膝の上での鑑賞は無料です。

上映環境と観客への配慮

今回の上映では、会場内は薄明かりをつけた状態で行われ、作品上映中は会話が可能です。また、途中退出や再入場も許可されているため、小さな子ども連れでも安心して映画を楽しむことができます。このような配慮により、春休みを利用して親子で映画館に足を運ぶことが奨励されています。

会場の雰囲気や上映環境は、観客がリラックスして作品を楽しむための重要な要素となっており、特に子どもたちにとっても映画体験がより楽しいものとなるでしょう。

同時上映のドキュメンタリー作品

東京都写真美術館では、同時期にユーリー・ノルシュテインのドキュメンタリー『ユーリー・ノルシュテイン 文学と戦争を語る』も上映されます。この作品は、2022年にロシアとウクライナの戦争が始まった1年後に行われたノルシュテインへのインタビューを基にしており、彼が芸術作品や文学について語る姿を捉えています。

ドキュメンタリーでは、ノルシュテインが先人たちの残した芸術や文学から私たちが何を学べるのかを問いかけ、混迷する世界での手がかりを求める全ての人に向けて贈られた作品となっています。観客は彼の言葉を通じて、深い洞察を得ることができるでしょう。

作品情報のまとめ

作品名 上映時間 備考
霧の中のハリネズミ 10分 1975年制作
話の話 29分
おやすみなさいこどもたち 3分 日本未公開
ロシア砂糖CM 2分 日本未公開
ケルジェネツの戦い 10分
キツネとウサギ 12分
アオサギとツル 10分
25日・最初の日 9分

以上の情報を通じて、ユーリー・ノルシュテインのアニメーション作品の魅力や、観客への配慮がなされた上映環境について理解を深めることができるでしょう。多彩な作品を通じて、アートと文学の融合を感じる機会となることが期待されます。

参考リンク: