横山光輝の『三国志』電子版が3月31日からKindleとApple Booksで配信開始
ベストカレンダー編集部
2025年4月1日 10:25
横山光輝作品電子版配信
開催日:3月31日

横山光輝の生誕90周年を祝う『Selected Works』電子版第2期が登場
株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下、C&R社)は、著名な漫画家・横山光輝(よこやま・みつてる)氏の生誕90周年を記念した漫画選集『Selected Works』の電子版を制作し、その第1期で全18作品の配信が完了したことを発表しました。そして、2025年3月31日(月)より本シリーズの第2期として、横山氏の代表作『三国志』の配信がKindleおよびApple Booksでスタートしました。この機会に、横山光輝の作品を再度楽しむことができる貴重なチャンスです。
横山光輝は、日本の漫画文化において重要な位置を占めている巨匠であり、彼の作品は多くの人々に愛され続けています。今回の漫画選集では、不朽の名作が新たな装いで登場し、読者に新しい体験を提供します。

『Selected Works』第2期の配信概要
第2期の初回配信タイトルは、横山光輝の最高傑作とされる『三国志』です。この作品は、名台詞や名シーンが豊富に盛り込まれた歴史漫画の金字塔であり、読者はその魅力を存分に楽しむことができます。
本シリーズの配信は、2025年3月31日(月)から順次行われ、全16タイトルが予定されています。これにより、読者は横山光輝の多様な作品に触れることができる機会が増えます。以下は、第2期の配信タイトルの一部です。
- 三国志(全42巻)
- 項羽と劉邦(全12巻)
- 殷周伝説(全12巻)
- 伊賀の影丸(全12巻)
各作品は、KindleおよびApple Booksで配信され、手軽にアクセスできるようになっています。詳しい配信日程やタイトルについては、公式サイトをご覧ください。

『三国志』の魅力とストーリー
『三国志』は、約1800年前の中国後漢時代末期を舞台にした物語です。物語は、黄巾の乱や朝廷内の争いによって滅びかけた漢王朝を背景に、玄徳、関羽、張飛の三人が桃園で義兄弟の契りを結び、立ち上がる姿を描いています。横山光輝の独特な筆致によって、歴史上の英雄たちに新たな生命が吹き込まれ、壮大な歴史ドラマが展開されます。
この作品は、名台詞や名シーンが多く含まれており、「むむむ」「とてもつらい」「だまらっしゃい」といった言葉は、読者の記憶に深く刻まれています。歴史漫画としての魅力に加え、キャラクターの人間ドラマや友情、裏切り、戦いなど、さまざまな要素が詰まっており、幅広い読者層に支持されています。

今後の配信予定作品
『Selected Works』第2期では、今後も魅力的な作品が続々と配信される予定です。以下は、今後の配信予定作品の一部です。
- 項羽と劉邦 ―若き獅子たち―(全12巻/2025年4中旬配信予定)
- 殷周伝説 ―太公望伝奇―(全12巻/2025年4月中旬配信予定)
- 伊賀の影丸(全12巻/2025年5月配信予定)
これらの作品は、横山光輝の独自の視点で描かれた歴史や物語を楽しむことができる貴重な機会です。特に『項羽と劉邦』は、秦の圧政に苦しむ人々の姿を描いた作品であり、若き英雄たちの成長と友情が描かれています。また、『殷周伝説』では、殷の第31代紂王の物語が展開され、横山光輝の独特な解釈が楽しめます。

横山光輝のプロフィールと影響
横山光輝は、1934年6月18日に兵庫県神戸市で生まれました。1955年に「音無しの剣」でデビューし、1956年には光文社の「少年」に連載を開始した『鉄人28号』で確固たる地位を築きました。この作品は、手塚治虫の『鉄腕アトム』と並び、昭和の子供たちを熱狂させた伝説のロボット漫画です。
横山光輝は、歴史漫画や時代劇、少女漫画など多岐にわたるジャンルで活躍し、1991年には『三国志』で第20回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました。彼の作品は、今なお多くの人々に愛され続けており、その影響は計り知れません。2004年に亡くなりましたが、彼の作品は世代を超えて読み継がれています。

まとめ
作品名 | 巻数 | 配信予定日 |
---|---|---|
三国志 | 全42巻 | 2025年3月31日より順次 |
項羽と劉邦 | 全12巻 | 2025年4中旬 |
殷周伝説 | 全12巻 | 2025年4月中旬 |
伊賀の影丸 | 全12巻 | 2025年5月 |
横山光輝の作品は、その深いストーリーと魅力的なキャラクターによって、多くの読者に愛されています。今回の『Selected Works』電子版第2期の配信を通じて、彼の作品を再評価する良い機会となるでしょう。電子書籍という形で、いつでもどこでも楽しむことができるこの機会を、ぜひ活用していただきたい。
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