「ステハジ」の日 (記念日 6月8日)
みなさんは「ステハジ」の日という記念日をご存じでしょうか?これは、私たちの日常生活に根ざした大切なテーマを扱う、意義深い日なのです。今日はその背景や目的、そして私たちにできることについて、深く掘り下げていきたいと思います。
「ステハジ」の日とは
記念日の由来
「ステハジ」の日は、大阪府大阪市北区に本社を置く株式会社OSGコーポレーションによって制定されました。この記念日は、使い捨て製品による環境への影響を考え、リデュース(ゴミを減らす)を実践しようというメッセージを込めています。
「ステハジ」という言葉は、「使い捨ては、恥ずかしい」というフレーズから来ており、私たちの消費行動が引き起こす海洋プラスチック問題や食品ロス、衣類ロスなどの社会問題に目を向けるよう促しています。
日付は6月8日に設定されており、「ロス(6)は恥(8)」という語呂合わせから選ばれました。2022年(令和4年)には、一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されたのです。
OSGコーポレーションの取り組み
OSGコーポレーションは1970年(昭和45年)に設立された企業で、「三愛精神」を経営理念に掲げています。これは「人を愛し、仕事を愛し、人生を愛せ」という美しい精神です。企業としては、「健康と環境」をキーワードに、生活に密着した商品の開発・製造・販売を行っており、その一環として「ステハジ」プロジェクトを推進しています。
このプロジェクトは、使い捨てを恥ずかしいと捉えることで、海洋プラスチック問題をはじめとするさまざまな社会課題に対して、私たち一人ひとりが意識を持ち、行動を起こすことを目的としています。子どもから高齢者、企業や自治体まで、Everyone、Everyday、Everywhereで実践することで、大きな変化を生み出そうとしているのです。
記念日を通じた行動変容
記念日を設けることによって、私たちの行動に変化を促すきっかけを作ることができます。この「ステハジ」の日も、私たちが日々の生活の中で実践可能な小さな一歩を踏み出すための契機となるのです。
例えば、プラスチック製のストローやペットボトルの使用を控える、食べ残しを出さないように食事の量を考える、必要以上に服を買わないなど、日常生活の中で気軽にできることから始めてみてはいかがでしょうか。
私たちにできること
日常生活でのリデュース実践
「ステハジ」の日をきっかけに、私たちが日々の生活でできるリデュースの実践は多岐にわたります。ショッピングバッグを常に持ち歩く、水筒を使い、ペットボトルの購入を減らすなど、小さな行動が大きな変化を生むのです。
食品ロスを防ぐためには、食材の適切な管理や、賞味期限が近い食品を積極的に消費することも重要です。また、ファッションにおいては、購入前に本当に必要かどうかを考え、長く愛用できるアイテムを選ぶことが大切です。
企業や自治体の役割
企業や自治体も、このような社会問題に対して積極的な役割を果たすことが求められています。製品のライフサイクルを考えた設計、リサイクル可能な素材の使用、廃棄物の削減など、企業は製品開発から販売までの過程で環境への配慮を行う必要があります。
自治体においては、リサイクル施設の整備や、市民への啓発活動を通じて、地域全体でのリデュースの取り組みを支援することが大切です。こうした取り組みが、住民の意識改革に繋がり、行動変容を促すことになるでしょう。
関連する社会問題との連携
海洋プラスチック問題
海洋プラスチック問題は、世界中で深刻な環境問題となっています。プラスチックごみが海に流出し、海洋生物に影響を及ぼすだけでなく、微小プラスチックとして私たちの食物連鎖にも入り込んでいます。
この問題に対処するためには、使い捨てプラスチックの使用を減らすことが急務です。私たち消費者が意識を持って行動することで、問題の解決に向けた一歩を踏み出すことができます。
食品ロスと衣類ロス
食品ロスは、食べられるにも関わらず廃棄される食品のことを指し、衣類ロスは着用されずに捨てられる衣服を指します。これらの問題も環境への負荷を増大させるだけでなく、経済的な損失にも繋がります。
食品ロスを減らすためには、食材の買い過ぎを避け、計画的な食事の準備を心がけることが重要です。衣類ロスについては、ファッションのトレンドに流されず、長く使える質の良い服を選ぶことが求められます。
私たち一人ひとりが意識を変え、行動を変えることで、地球環境を守るための大きな一歩となるでしょう。この「ステハジ」の日を通して、環境に優しい生活を心がけることが、今後もますます重要になってくることでしょう。