鳩の日 (記念日 8月10日)

3419

あなたは「鳩の日」をご存じですか?神奈川県鎌倉市を代表するお菓子、「鳩サブレー」を製造・販売する株式会社豊島屋が制定したこの記念日は、平和の象徴である鳩にちなんで名付けられました。その由来や意義について、今回は深掘りしてみたいと思います。

鳩の日とは

記念日の由来

「鳩の日」は、数字の語呂合わせから選ばれました。「は(8)と(10)」と読むことから、毎年8月10日がその日に指定されています。このユニークな発想は、日本独特の言葉遊びから生まれたものですね。

豊島屋は、1894年(明治27年)に鎌倉で創業した老舗です。長い歴史を持つこの会社が、2020年(令和2年)にこの記念日を設けたのは、自社製品である鳩サブレーを通じて、鳩の持つ平和のメッセージを伝えたいという思いからでした。

鳩サブレーは鳩をモチーフにしたサブレーで、その形状は鶴岡八幡宮にちなんでいます。このお菓子を通じて、鳩への敬愛と平和への願いを込めた記念日と言えるでしょう。

「鳩の日」は、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。記念日としての公的な認知も得ているわけですね。

鳩サブレーの魅力

鳩サブレーは、バターの風味豊かでサクサクとした食感が特徴のお菓子です。このサブレーがどれほど愛されているかは、鎌倉を訪れた際に足を運ぶ人々の数を見れば明らかです。

鳩の形をしていることからも、平和と慈愛のメッセージを感じ取ることができます。豊島屋がこのお菓子に込めた想いは、ただの菓子を超えた、何か特別なものがあるように思います。

地元鎌倉の人々に愛されるだけでなく、観光客にも人気の鳩サブレー。神奈川県を代表するお菓子として、その地位を確立しています。

鎌倉という歴史ある地で生まれた鳩サブレーは、まさにハイカラな鎌倉の味として、現代でも多くの人々に愛され続けています。

豊島屋と鎌倉の関係

豊島屋は、和菓子屋として鎌倉で創業しました。季節の移ろいを菓子に表現することで、鎌倉の語りべとしての役割も担っています。

鳩サブレーの開発に至るまでの歴史や、その後の商品展開を見ても、豊島屋が地元文化に根ざした企業であることは疑いようがありません。

鳩サブレーの形と名前の由来に関するストーリーは、鎌倉の歴史と深く結びついています。鶴岡八幡宮にちなんだこのお菓子は、まさに鎌倉の文化を象徴していると言えるでしょう。

このように、豊島屋はただの和菓子屋ではなく、鎌倉の文化を伝える重要な役割を果たしているのです。

関連する記念日

サブレの日

「鳩の日」に関連して、3月20日は「サブレの日」として知られています。これもまた、日本特有の語呂合わせから来ています。「サ(3)ブ(2)レ(0)」と読むわけですね。

サブレはフランス発祥のお菓子であり、日本においても多くのバリエーションが楽しまれています。この「サブレの日」は、サブレを愛するすべての人々にとって特別な日です。

サブレの日には、様々なお店でイベントが開催されたり、特別なサブレが販売されることもあります。お菓子を通じて、人々が幸せな時間を過ごせるような工夫がされているのです。

鳩サブレーを含むサブレを楽しむ日として、鳩の日と合わせて覚えておくと、一年を通じてお菓子を楽しむ機会が増えるでしょう。

平和の象徴としての鳩

鳩と平和の関係

鳩は世界中で平和の象徴とされています。その白い姿は、純粋さや無垢を表し、戦争のない平和な世界を願う人々の心を映しています。

「鳩の日」が平和への願いを込めた日であることを考えると、このお菓子が持つ意味はさらに深いものがあると感じられます。

平和を願う日として、鳩の日は私たちにとって特別な意味を持ちます。この日を通じて、日々の生活の中で平和の大切さを再認識するきっかけにもなるでしょう。

鳩の日は、単にお菓子を楽しむ日ではなく、平和という大きなテーマに思いを馳せる日でもあります。豊島屋が提案するこの記念日は、食文化を超えた価値を私たちに提供してくれているのです。