おかやま米の新米記念日 (記念日 毎月第3土曜日、10月第3土曜日)
秋の訪れとともに、私たちの食卓に新たな喜びをもたらしてくれるのが新米の季節ですね。特に岡山県産の新米は、豊かな自然環境と農家の方々の熱い思いが育んだ、まさに自然の恵みの結晶です。
「おかやま米の新米記念日」とは
記念日の制定背景
岡山県岡山市北区に事務局を置く全国農業協同組合連合会・岡山県本部(JA全農おかやま)が、その年のお米の収穫を祝い、美味しい「おかやま米」の新米を多くの人に味わってもらうために制定しました。
新米の収穫シーズンの盛りということで、10月の第3土曜日が選ばれたのです。これは岡山県における新米の収穫最盛期を迎える時期にぴったり合っています。
2021年(令和3年)には、一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されたことで、より多くの人々に知られるようになりました。
岡山県産の米としては、きぬむすめやコシヒカリ、ヒノヒカリなど、多様な品種があります。これらのお米の消費拡大を目的として、新米の出荷時期の到来をアナウンスすることがこの記念日の大きな役割です。
岡山県の自然環境と米作り
岡山県は「晴れの国」と呼ばれるほどの豊かな日照量を誇ります。瀬戸内海沿岸地特有の温暖な気候条件、三大河川がもたらす豊富な水、自然あふれる肥沃な大地を活かし、中国地方最大の米穀生産地として発展しています。
東から吉井川・旭川・高梁川という三大河川に恵まれた岡山県は、それぞれの地域の気候・風土に合わせた米作りが行われています。地域に適した品種選定や栽培により、良質な米が育ち、収穫期間も比較的長く取れるのが特徴です。
また、岡山県の米は酒造りにも適しており、美味しい地酒を生み出しています。清らかな水を使用したこれらの地酒は、お米の美味しさを引き立てるもう一つの岡山県の誇りでしょう。
関連する記念日
JA全農おかやまは、「おかやま米の新米記念日」以外にも地域の農産物をPRする記念日を制定しています。例えば、2月12日の「黄ニラ記念日」や10月10日の「岡山県産桃太郎トマトの日」などがあります。
岡山県の豊かな自然と農業
岡山県の地理的特徴
岡山県は北部が山地であり、南部が海に面しています。このため、県内には標高差や温度差があり、それぞれの地域で特有の農産物が育てられています。
岡山県の農産物の多様性
岡山県は果物の生産も盛んで、「桃太郎伝説」で知られる桃をはじめ、ぶどうや梨などの果物が全国的に有名です。これらの果物も、岡山県独自の気候風土が生み出した美味しさの証です。
「おかやま米の新米記念日」を楽しむ
新米を味わう秋の行事
新米の季節には、各地で収穫祭や新米を味わうイベントが開催されます。岡山県でも、この記念日をきっかけに、地元のお米を使った料理を楽しむ機会が増えるでしょう。
家庭でも、新米を使ったご飯やおにぎり、お米を活かした様々な料理で、新米の美味しさを存分に味わうことができます。
新米の香りは、秋の訪れを感じさせる特別なものです。一粒一粒が持つみずみずしさや甘みを感じながら、今年もまた豊かな自然の恵みに感謝する季節がやってきたのですね。