2024年10月17日、ChatSenseがRAG精度向上のための新機能を発表

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ChatSenseの新機能って何?
ChatSenseの新機能は、社内フィードバックを収集する機能で、RAGの精度改善を支援します。
RAGサービスって何に使うの?
RAGサービスは、社内データを活用してAIが回答を生成するもので、業務効率の向上に役立ちます。
RAGサービス「ChatSense」、RAG精度の「社内フィードバック収集」機能をリリース。継続的な精度の改善をサポート 画像 2

RAGサービス「ChatSense」が新機能をリリース

株式会社ナレッジセンスは、2024年10月17日12時38分に法人向けRAGサービス「ChatSense」の新機能を発表しました。この新機能は、社内データを活用して簡単にRAGサービスを構築できる「追加学習」機能に、社内フィードバックを収集する機能が追加されたものです。

この機能により、社内の利用者は「精度が低い」と感じたやり取りを簡単にAIの作成者にフィードバックできるようになります。これにより、作成者は継続的なRAGの精度改善を行うことが可能となります。

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ChatSenseの基本機能と新機能の詳細

ChatSenseは、セキュリティの高い環境でChatGPTを活用した法人向けのRAGサービスです。RAGとはRetrieval-Augmented Generationの略で、社内データをもとにAIが回答を生成するシステムです。この度リリースされた社内フィードバック機能は、以下のような特徴を持っています。

  • フィードバックの収集と閲覧: 利用者からのフィードバックを簡単に収集し、一覧表示することができます。
  • 具体的なコメントの取得: 利用者からの具体的なコメントや評価に至った会話内容を確認することが可能です。
  • 継続的な精度改善: フィードバックをもとに、AI作成者は継続的にRAGの精度を改善することができます。

この新機能は、2024年10月17日より「追加学習」オプションに加入しているユーザーに順次展開され、全ユーザーへの展開は今週中に完了する予定です。

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ChatSenseの「追加学習」機能について

ChatSenseの「追加学習」機能は、社内データを読み込んでRAGを活用するための重要な機能です。以下にその主な特徴を示します。

  1. 独自機能の提供: 自社データを取り込んだAIを構築することができ、様々なファイル形式(txt, csv, xlsx, docx, pdf, pptx, html)をアップロード可能です。
  2. 回答の参照元表示: AIが生成した回答に対して、どの社内データを参照したかを常に表示することができ、透明性が確保されています。
  3. 多様なデータの取り込み: 複数のファイルを読み込むことができ、最大100万枚分の原稿用紙に相当するデータを学習させることが可能です。

これにより、企業は自社のニーズに合わせたカスタマイズされたAIを構築し、業務効率を向上させることができます。

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ナレッジセンスの企業理念と今後の展望

株式会社ナレッジセンスは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速し、あらゆる社員の生産性を向上させることを目指しています。ChatSenseだけでなく、生成AIに関する複数のサービスを提供し、グローバルなユーザーに向けた実績があります。

同社は、生成AIを活用したDX戦略コンサルティングや社内外向けのソリューション開発を行っており、企業の業務効率を加速させるための取り組みを続けています。ナレッジセンスが提供するサービスは、今後も多くの企業にとって重要な選択肢となるでしょう。

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まとめ

機能 詳細
社内フィードバック収集機能 利用者からのフィードバックを簡単に収集し、一覧表示可能
追加学習機能 社内データを読み込むことで、カスタマイズされたAIを構築
回答の参照元表示 AIが生成した回答の根拠となるデータを表示
データの多様性 複数のファイル形式をサポートし、最大100万枚分のデータを学習可能

以上の情報から、ChatSenseは法人向けに特化したRAGサービスとして、企業のニーズに応じた柔軟な対応が可能であることがわかります。今後の展開に注目が集まります。

参考リンク: