2024年10月28日、神奈川県のグリーンボンド投資が示す未来への一歩

神奈川県グリーンボンド投資

開催日:10月28日

グリーンボンドって何に使われるの?
グリーンボンドは、環境改善効果を持つプロジェクトに資金を充てるために発行される債券です。
神奈川県のグリーンボンドの特徴は?
神奈川県のグリーンボンドは、環境保護を目的とし、特に水防災戦略関連のプロジェクトに資金が充当されます。

神奈川県のグリーンボンドへの投資について

三菱化工機株式会社(以下「当社」という)は、2024年10月28日、神奈川県が発行するグリーンボンド(以下「本債券」という)への投資を行ったことを発表しました。当社は2021年からこの種の投資を続けており、今回で7件目、神奈川県発行のグリーンボンドへの投資は4件目となります。

グリーンボンドは、環境改善効果を有するプロジェクトに調達資金を充当することを目的として発行される債券です。本債券は、2023年9月に改定されたフレームワークに基づいて発行され、国際資本市場協会(ICMA)の「グリーンボンド原則2021」及び「環境省グリーンボンドガイドライン(2022年版)」に適合していると、株式会社格付投資情報センター(R&I)から確認を受け、セカンド・パーティ・オピニオンを取得しています。

神奈川県水防災戦略の背景

神奈川県では、2020年2月に気候変動による水災害への対策として「神奈川県水防災戦略」を策定しました。この戦略は、豪雨や台風などによる水災害の影響を軽減するために設計されています。また、2023年3月には、環境変化や災害の激甚化に対応するため、戦略の改定が行われ、グリーンボンドフレームワークも見直されました。

このような背景のもと、神奈川県はグリーンボンドを通じて調達した資金を以下の事業資金に充当する予定です。

  • 河川(洪水)
    • 遊水地や流路のボトルネック箇所等の整備
    • 河川の防災対策の充実・強化
  • 土石流・地すべり等
    • 土砂災害防止施設の整備
    • 治山施設の整備・強靱化
  • 高潮・高波
    • 海岸保全施設等の整備
    • 漁港施設等の防災機能の強化
  • 都市インフラ(交通)
    • 道路の防災対策の充実・強化
    • 道路・トンネル照明灯のLED化、電線地中化

グリーンボンドの発行概要

本債券の概要は以下の通りです。

銘柄 神奈川県第5回5年公募公債(グリーンボンド)
年限 5年(満期一括償還)
発行額 100億円(予定)

グリーンボンドは、持続可能な開発を目指す国際的な取り組みの一環として、環境に配慮したプロジェクトへの資金調達手段として注目されています。特に、SDGs(持続可能な開発目標)に関連するプロジェクトへの投資は、企業の社会的責任を果たす重要な活動です。

SDGsへの貢献

当社は、グリーンボンドを通じてSDGsにおける以下の目標に貢献しています。

  • 目標11: 住み続けられるまちづくりを
  • 目標13: 気候変動に具体的な対策を
  • 目標17: パートナーシップで目標を達成しよう

これらの目標は、持続可能な社会の実現に向けた重要な指針となっており、企業としての責任を果たすために積極的に取り組んでいます。

まとめ

神奈川県が発行するグリーンボンドへの投資は、環境改善に向けた重要なステップです。当社は、これまでの経験を活かし、今後も持続可能な開発に寄与するための投資を続けていく方針です。以下に、本記事で紹介した内容をまとめます。

項目 内容
発行者 神奈川県
発行額 100億円(予定)
年限 5年(満期一括償還)
投資対象 環境改善効果を有するプロジェクト
SDGsへの貢献目標 目標11、目標13、目標17

このように、神奈川県のグリーンボンドは、環境保護と持続可能な社会の実現に向けた重要な資金調達手段であり、当社はその一翼を担うことを目指しています。