2024年11月に提供開始!ごうぎんecolnで脱炭素経営を支援
脱炭素経営支援システム「ecolnダッシュボード」の概要
株式会社アクシスは、脱炭素経営を支援するために自社開発したGHG排出量の見える化を実現するシステム「ecolnダッシュボード」を基盤に、株式会社山陰合同銀行と共同でCO2排出量可視化ツール「ごうぎんecoln」を開発しました。この新しいツールは、2024年11月から提供を開始する予定です。
「ecolnダッシュボード」は、導入企業全体のエネルギー使用状況やGHG排出量をリアルタイムで可視化し、企業が脱炭素経営を実現するための目標設定や進捗状況の把握を支援します。これにより、企業は環境に配慮した経営判断を迅速に行えるようになります。
共同開発の背景と目的
山陰合同銀行は、島根県と鳥取県を中心に広範囲に店舗を展開する地方銀行であり、2021年12月にはカーボンニュートラル達成に向けた中長期的な削減目標を設定しました。これに伴い、グループ全体での温室効果ガス排出量削減に取り組むだけでなく、地域の課題解決や持続可能な社会の構築に向けた幅広い取り組みを行っています。
「ごうぎんecoln」は、山陰合同銀行の「脱炭素実現のステップ」の一環として、法人の取引先を対象にしたCO2排出量可視化ツールです。このツールは、企業価値の向上と地域の脱炭素・カーボンニュートラルの実現を支援することを目的としています。
「ecolnダッシュボード」の機能と特徴
「ecolnダッシュボード」は、導入企業がリアルタイムでエネルギー使用状況やGHG排出量を把握できるように設計されています。これにより、企業は脱炭素経営の目標設定や進捗状況の確認が容易になります。また、SDGsやESG/IR関連の報告業務を簡略化し、経営判断を迅速化することにも貢献しています。
特に、ecolnダッシュボードの算定機能(Scope1、Scope2)は、第三者機関であるソコテック・サーティフィケーション・ジャパンのISO14064-3に準拠した検証手順に基づいており、GHGプロトコルに基づいて適切に算定されます。この機能は、2024年9月に妥当性の保証を受けており、信頼性の高いデータ提供を実現しています。
株式会社アクシスの取り組みと今後の展望
株式会社アクシスは、「スマートシティ創造企業」として、経営のDX化や再生可能エネルギーの導入、地域課題の解決を目指すプラットフォームサービス事業を展開しています。地域貢献に力を入れ、地域特化型の人材事業や小学生向けのITスクール事業、フードロスと子ども食堂の支援を目的とした「Axisのやさい」など、SDGs活動にも取り組んでいます。
「ごうぎんecoln」の開発を通じて、アクシスはビジネスチャンスを見出し、同様の課題を抱える企業へのサービス提供を行うことで、「ecoln」の拡大を図る考えです。これにより、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みが加速することが期待されます。
まとめ
今回の共同開発により、株式会社山陰合同銀行と株式会社アクシスは、脱炭素経営を支援する新たなツール「ごうぎんecoln」を提供することとなります。このツールは、企業がCO2排出量を可視化し、脱炭素経営を推進するための強力なサポートを提供します。
項目 | 詳細 |
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ツール名 | ごうぎんecoln |
開発企業 | 株式会社アクシス、株式会社山陰合同銀行 |
提供開始日 | 2024年11月 |
機能 | CO2排出量の可視化、脱炭素経営の支援 |
算定機能 | ISO14064-3準拠 |
企業の目標 | 地域脱炭素、カーボンニュートラルの実現 |
このように、脱炭素経営支援システム「ecolnダッシュボード」と「ごうぎんecoln」は、企業が持続可能な経営を実現するための重要なツールとなるでしょう。企業はこれらのツールを活用し、環境に配慮した経営を進めていくことが求められています。
参考リンク: