11月1日配信開始!小学館が日本の古典をオーディオブックで提供

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小学館の『日本の古典をよむ』シリーズって何?
小学館の『日本の古典をよむ』シリーズは、主要な古典文学を現代語訳と原文で楽しめるオーディオブックです。
オーディオブックの配信はいつから始まるの?
オーディオブックの配信は2024年11月1日からスタートし、順次作品が追加される予定です。
小学館『日本の古典をよむ』シリーズ(全20冊)のオーディオブックを11月1日に配信開始! 古事記から芭蕉・蕪村・一茶まで。美しい朗読で古典を身近に。 画像 2

小学館『日本の古典をよむ』シリーズのオーディオブック配信開始

株式会社小学館は、2024年11月1日より、全20冊の『日本の古典をよむ』シリーズのオーディオブックを配信開始します。このシリーズは、何百年にもわたって読み継がれてきた古典作品を音声化したもので、古典文学に親しむ新たな機会を提供します。

『日本の古典をよむ』シリーズは、2007年から2009年にかけて刊行されたもので、小学館の「新編日本古典文学全集 全88巻」から主要な古典文学作品を厳選し、それぞれの著名な場面を抄出したものです。現代語訳と原文が併記され、懇切丁寧な解説が加えられた本シリーズは、古典文学ビギナーにとっての格好の入門書として広く受け入れられています。

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オーディオブックの特徴とナレーション

今回のオーディオブックでは、文学作品の朗読に熟達したアナウンサーや声優がナレーションを担当します。具体的には、平野啓子、葛西聖司、河野景子、阿部知代、野間脩平などが参加し、さらに古典芸能の演者も加わる予定です。観世三郎太(能楽)、豊竹芳穂太夫(文楽)、林家つる子(落語)、一龍斎貞鏡(講談)などがナレーションを担当し、古典文学の魅力を一層引き立てます。

オーディオブックは、原本と同じ構成の「原文+現代語訳」、原文部分を集めた「原文編」、現代語訳部分を集めた「現代語訳編」の3バージョンが用意されており、利用者のニーズに応じた楽しみ方が可能です。特に中高生の古文学習においても使い勝手が良く、原文だけを聴いて楽しむことや、現代語訳で内容をつかむことができます。

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配信される作品のラインナップ

第1回の配信作品として、以下の5作品が予定されています:

  1. 『万葉集』
  2. 『枕草子』
  3. 『源氏物語 上』
  4. 『平家物語』
  5. 『おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』

これらの作品は、古典文学の豊饒な世界を楽しむための素晴らしい機会を提供します。特に『万葉集』は、飛鳥時代から奈良時代中期までの歌を集めた約4500首からなる全20巻の歌集で、代表的な歌人の名歌約300首を収録しています。

また、『枕草子』は清少納言によって書かれた随筆で、平安中期の宮中での体験や自然、人生に対する感慨を綴ったものであり、全三百余段から著名な84段が収録されています。『源氏物語 上』は、紫式部による長編物語で、主人公光源氏の愛と苦悩を描いています。

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配信日と今後の展開

オーディオブックの配信は、2024年11月1日(古典の日)にスタートし、以降順次配信が予定されています。第2弾として『源氏物語 下』が2025年1月に配信予定です。配信ストアは、AmazonオーディオブックAudible、audiobook.jp、Google Play、Apple Booksなど多岐にわたります。

小学館は、2018年からオーディオブックの制作を開始し、文芸・新書・ライトノベル・児童書など、さまざまなジャンルの定期配信体制を確立してきました。2024年9月には累計1700作品の制作・配信を達成し、今後もラインナップを拡大していく予定です。

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まとめ

小学館の『日本の古典をよむ』シリーズのオーディオブックは、古典文学に親しむ新たな方法を提供します。美しい朗読を通じて、古典の魅力を再発見する機会となるでしょう。以下に、配信される作品のラインナップをまとめます。

番号 作品名
1 古事記
2 日本書紀 上
3 日本書紀 下・風土記
4 万葉集
5 古今和歌集・新古今和歌集
6 竹取物語・伊勢物語・堤中納言物語
7 土佐日記・蜻蛉日記・とはずがたり
8 枕草子
9 源氏物語 上
10 源氏物語 下
11 大鏡・栄花物語
12 今昔物語集
13 平家物語
14 方丈記・徒然草・歎異抄
15 宇治拾遺物語・十訓抄
16 太平記
17 風姿花伝・謡曲名作選
18 世間胸算用・万の文反古・東海道中膝栗毛
19 雨月物語・冥途の飛脚・心中天の網島
20 おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集

このように、古典文学の名作がオーディオブックとして手軽に楽しめる機会が提供されることで、多くの人々が古典に触れることができることが期待されます。