2025年4月1日から開催!都をどりで京都の春を感じる伝統舞台
ベストカレンダー編集部
2025年1月15日 09:47
都をどり開催
開催期間:4月1日〜4月30日
令和七年 第百五十一回公演「都をどり」の開催について
2025年4月1日(火)から4月30日(水)までの期間、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場にて、令和七年 第百五十一回公演「都をどり」が開催されます。この公演は、学校法人八坂女紅場学園・祇園甲部歌舞会によって主催され、約50名の芸妓舞妓たちが京都の名所を背景に華やかな舞を披露します。
「都をどり」は、京都最大の花街である祇園甲部の伝統を受け継ぐ舞の公演であり、毎年異なるテーマで構成されています。今年の演題は『都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)』で、京都の名所を巡る内容となっています。公演は、通常お座敷でしか見ることのできない芸妓舞妓の舞を間近で鑑賞できる貴重な機会です。
公演の内容と特徴
「都をどり」の公演は、全八景から構成され、約1時間の舞台で四季の彩を表現します。舞台の幕開けは「ヨーイヤサー」の掛け声で告げられ、揃いの明るい浅葱色の着物をまとった芸妓舞妓たちが登場します。
公演の見どころには以下のようなシーンがあります:
- 五条橋:牛若丸と弁慶の勝負の様子
- 宝鏡寺:雛遊びの情景
- 清水寺:紅葉を背景にした優雅な舞
- 平安神宮:満開の桜の下での華やかなフィナーレ
このように、各景は京都の名所をテーマにしており、観客は春の訪れを感じることができるでしょう。また、公演は一度も幕を下ろすことなく行われる舞台転換が特徴で、観客は舞の流れを途切れることなく楽しむことができます。
「都をどり」の歴史
「都をどり」は明治5年に始まり、今年で151回目の公演を迎えます。戦中戦後の6年間とコロナ禍を除いては、毎年必ず上演されてきた伝統的な舞台であり、谷崎潤一郎や夏目漱石などの文化人に愛されてきました。
舞を舞う芸妓舞妓たち、演奏を行う地方(じかた)や鳴り物(お囃子)を受け持つ芸妓が一体となり、華やかで洗練された舞の世界を作り上げます。振付は「京舞井上流」が担い、人間国宝五世井上八千代が指導を行っています。衣裳は毎年新調され、京友禅や西陣織の美しさが際立ちます。
公演の詳細情報
令和七年 第百五十一回公演「都をどり」の詳細は以下の通りです:
項目 | 内容 |
---|---|
公演名 | 都をどり |
会期 | 2025年4月1日(火)~4月30日(水) ※4月15日は休演日 |
公演回数 | 1日3回公演(各公演約1時間) 1回目12:30~、2回目14:30~、3回目16:30~ |
会場 | 祇園甲部歌舞練場(〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-2) |
料金 | 茶券付一等観覧席 7,000円 一等観覧席 6,000円 二等観覧席 4,000円 学生料金(二等席限定) 2,000円 公演プログラム 1,000円 |
主催 | 学校法人八坂女紅場学園・祇園甲部歌舞会 |
チケットは2025年1月6日から公式HPにて発売されます。公演の詳細や最新情報は公式HPやSNSで確認できます。
文化を伝える新たな施設
2024年5月には「祇園 花街芸術資料館」がオープンし、芸妓舞妓の文化を紹介する施設として注目されています。この資料館では、祇園甲部の歴史や「都をどり」の歴代の衣裳、ポスターなどを展示しており、訪れる人々が花街文化を深く理解できる貴重な場所となっています。
館内の舞台では、芸妓舞妓による京舞の披露も行われており、「都をどり」の季節以外でも花街文化を身近に感じることができます。ただし、「都をどり」開催期間中は一時的に休館することがありますので、訪問前に公式HPで営業状況を確認することをお勧めします。
令和七年 第百五十一回公演「都をどり」は、京都の豊かな歴史と文化を体感できる貴重な機会です。伝統芸能に触れることで、京都の春の訪れを感じることができるでしょう。
以上の内容をまとめると、以下のようになります:
項目 | 詳細 |
---|---|
公演名 | 都をどり |
開催期間 | 2025年4月1日~4月30日(休演日:4月15日) |
公演回数 | 1日3回(各公演約1時間) |
会場 | 祇園甲部歌舞練場 |
チケット料金 | 茶券付一等観覧席 7,000円 一等観覧席 6,000円 二等観覧席 4,000円 学生料金 2,000円 |
主催 | 学校法人八坂女紅場学園・祇園甲部歌舞会 |
このように、令和七年 第百五十一回公演「都をどり」は、京都の春を彩る華やかな舞の公演であり、訪れる人々にとって特別な体験となることでしょう。
参考リンク: