宮崎の新商品「NEXT GREEN JUICE」と「みやざき茶漬け」2月8日イベントで登場

宮崎の自然の恵みを活かした新商品

宮崎県は“日本のひなた”と称されるほど、全国でも有数の日照時間を誇り、豊かな自然に恵まれた農産物の宝庫です。この地で育まれた農産物を活用し、新たな価値を創造する取り組みとして、2021年にスタートした「みやざきLFP（ローカルフードプロジェクト）」は、今年で4年目を迎えました。本プロジェクトでは、未利用資源を活用した革新的な商品開発にも挑戦しており、今回はその一環として、無農薬栽培のバナナの葉を活用した次世代青汁「NEXT GREEN JUICE」と、規格外食材を使用した「みやざき茶漬け海幸山幸」の2つの新商品を紹介いたします。

これらの商品の開発は、宮崎県の自然の恵みを最大限に活かすことを目的としており、地域の農業の持続可能性を高めるための重要なステップとなっています。特に、無農薬栽培のバナナの葉は、環境負荷軽減にも貢献する素材として注目されています。

次世代青汁「NEXT GREEN JUICE」

次世代青汁「NEXT GREEN JUICE」は、ネクストファーム株式会社が栽培する宮崎県産の無農薬バナナの葉を使用した新しい青汁です。この青汁は、バナナの葉に含まれる豊富な食物繊維やタンパク質を手軽に摂取できるように、地元企業と連携し水に溶かすだけで飲める粉末タイプを開発しました。

「NEXT GREEN JUICE」の特徴は、豆乳や牛乳、ヨーグルトとも相性が良いところです。開発のきっかけは、毎年大量に出るバナナの葉を有効活用したいという思いや、ベトナム人農業実習生から「バナナの葉を料理に使いたい」と言われたことでした。開発に至るまでには、複数の事業者と協働し、宮崎大学との共同研究を通じて栄養価を最大限に引き出しています。

「NEXT GREEN JUICE」の栄養価と利用方法

• 栄養価: 食物繊維、タンパク質が豊富
• 飲用方法: 水に溶かして飲む粉末タイプ
• 相性: 豆乳、牛乳、ヨーグルトと良好

苦味が抑えられているため、普段のライフスタイルに現代人が不足しがちな食物繊維を手軽に取り入れることができる商品としておすすめです。

販売は宮崎県内ならびに大都市の百貨店を予定しており、2025年2月の発売に向けて準備中です。

みやざき茶漬け「海幸山幸」

「みやざき茶漬け海幸山幸」は、宮崎県産の様々な食材を活用したお茶漬けで、宮崎の食材を知ってもらうきっかけになってほしいという思いから生まれました。現在、「宮崎牛」・「地鶏」・「カラスミ」の3種類の開発を進めており、常温で持ち運びができるので、お土産としても最適です。

具材にはB品として流通できなかったカラスミや割れてしまった乾燥シイタケを積極的に有効活用しています。特に、宮崎県の丸山農園で生産されるフィンガーライムは、希少価値があるものの生産量が少なく、形が不揃いで市場に出回りにくい食材です。しかし、味わいは非常に優れており、独特の香りと酸味が特徴です。

「みやざき茶漬け海幸山幸」の特徴と販売情報

• 具材: 宮崎牛、地鶏、カラスミ
• 持ち運び: 常温での持ち運びが可能
• 販売予定: 2025年3月発売に向け準備中

このプロジェクトでは、全国のホテルやレストランと連携し、シェフに実際にフィンガーライムを見てもらい、その美味しさとユニークさを再評価してもらう取り組みも行っています。これにより、本当に価値のあるこだわり抜かれた食材の価値が再評価され、未利用資源が高付加価値商品として生まれ変わることを目指しています。

「ナッシーリゾートin新宿みやざき館 KONNE」イベント開催

さらに、令和7年2月8日(土)・9日(日)の2日間、本県のアンテナショップである新宿みやざき館KONNEで「ナッシーリゾートin新宿みやざき館 KONNE」を開催いたします。今回で3回目となる本イベントは、宮崎県内で実施している「ナッシーリゾートin宮崎」の取り組みの一環として令和5年からスタートしており、過去2回の開催では、多くのポケモンファンや宮崎県ファンの方々にお越しいただき大盛況を博しました。

今回の2日間も、「宮崎だいすきポケモン」ナッシーが「新宿みやざき館KONNE」に登場し、一緒に記念撮影ができるグリーティングや、宮崎県各地の特産品とナッシーがコラボしたオリジナル商品の販売、さらに宮崎県名産の完熟きんかん「たまたま」がナッシーの進化前のたまごポケモン「タマタマ」のオリジナルデザインのスタンドパックで並ぶなど、《宮崎県×ナッシー》全開で皆様をお待ちしております。

イベント詳細

このイベントは、宮崎県の魅力を伝える貴重な機会であり、地域の特産品を楽しむことができる場として位置付けられています。

「みやざきLFP」とは

「みやざきLFP（ローカルフードプロジェクト）」は、農林水産省が地域の新たなビジネスモデルを創出する取組として「地域食品産業連携プロジェクト」を2021年より推進しています。この取組により、農林漁業者（1次産業）、食品製造業者（2次産業）、流通業者や飲食店（3次産業）など異業種間で連携し、それぞれの強みを出し合いながら地域の食資源を活用した新ビジネスの創出に挑戦し、社会課題の解決と経済的利益の両立を目指しています。

宮崎県の強みである農林水産物の高付加価値化に向けた取組を推進するため、食と農に関する多様な関係者が参画し、各々の知見・経験・技術等を結集する“みやざきLFPプラットフォーム”を設置しました。特徴は、食品関連に限らず幅広い業種の事業者が参画していることです。

参加事業者の多様性

令和6年12月31日時点で279事業者（農林漁業者、加工・販売業者、観光業者、大学、地域商社など）が入会しています。県内の数多くの事業者が共通の課題を持つことでより効率的にプロジェクトに参加できるよう、各テーマ毎に事業者が集まり、ワークショップを通じて新たなビジネス創出に向けた意見交換を行いながら、プロジェクトチームを結成していきます。

まとめ

今回紹介した宮崎県の新商品「NEXT GREEN JUICE」と「みやざき茶漬け海幸山幸」は、地域の未利用資源を最大限に活かし、環境負荷軽減や地域経済の活性化に寄与する取り組みの一環です。また、ナッシーリゾートのイベントを通じて、宮崎の特産品や魅力を広く知ってもらう機会が提供されています。

これらの取り組みを通じて、宮崎県の魅力がますます高まることが期待されます。