3月26日開始！ノーコードでSalesforceと連携するData Cloudアダプター登場

SI&Cが新たに提供開始した「Data Cloudアダプター」

株式会社SI&C（本社：東京都港区、代表取締役社長：岩澤 俊典）とアステリア株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：平野 洋一郎）は、2025年3月26日にSalesforceが提供するデータプラットフォーム「Data Cloud」との連携機能を持つ「Data Cloudアダプター」の提供を開始したことを発表しました。この新しいアダプターは、国内ソフトウェア市場で18年間企業データ連携（EAI/ESB）製品のシェアNo.1を誇る「ASTERIA Warp」と連携し、企業のデータ活用を加速させることを目的としています。

「Data Cloudアダプター」開発の背景

近年、カスタマーデータプラットフォーム（CDP）市場が急速に拡大し、企業のデータ活用戦略において重要な役割を果たしています。Salesforceの「Data Cloud」は、従来のCDPがマーケティング部門に限定されていたのに対し、営業や管理部門など幅広い部門での活用が可能です。このため、企業におけるデータ連携のニーズが高まっています。

しかし、多くのCDPソリューションでは、データ連携インターフェースの構築に高度な専門知識や多額の投資が求められ、企業にとって導入の障壁となっていました。そこで、SI&Cは「Data Cloudアダプター」を新たに開発し、Warpを介して100種類以上のシステムやサービスとノーコードで連携することを実現しました。これにより、ユーザー企業は持つ情報資産をより有効に活用できるようになります。

「Data Cloudアダプター」の特徴と概要

「Data Cloudアダプター」には以下のような特徴があります：

• 完全ノーコード連携：技術的な知識がなくても、直感的な操作でData Cloudと外部システムの接続が可能です。
• 包括的システム統合：ERP、CRM、MAツールなど、あらゆる業務システムとのシームレスな統合が可能です。
• スピード導入：導入にかかる時間を従来比の最大50%に短縮し、数日での運用開始が可能です。
• リアルタイムデータ処理：データ解析をリアルタイムで実現し、即座にアクションにつなげることができます。
• コスト効率の最大化：従来と比較して、大幅なコスト削減が可能です。

これらの特徴により、企業は迅速かつ効果的にデータを活用し、業務の効率化を図ることができるでしょう。

「Data Cloudアダプター」による連携イメージ

「Data Cloudアダプター」を使用することで、企業はどのようにデータを連携し活用できるのか、具体的なイメージを持つことが重要です。以下はその連携イメージを示す図です。

このように、さまざまな業務システムとの連携を通じて、企業はデータを効果的に活用できるようになります。

今後の展開と検証ユーザー募集

SI&Cとアステリアは、2025年度末までに30社へのData Cloudアダプター導入を目指し、リレーションの強化を図っていく予定です。さらに、日本国内だけでなく、グローバル市場においてもCDPの活用を支援し、企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）推進に寄与することを目指します。

また、SI&Cでは「Data Cloudアダプター」の機能検証およびフィードバックをいただくため、検証ユーザーを募集しています。参加企業には導入サポートを提供予定で、最大10社を対象としています。詳細については、SI&Cの公式ウェブサイトにて確認できます。

企業情報

株式会社SI&C
代表者：岩澤 俊典
所在地：東京都港区浜松町 2-4-1 世界貿易センタービルディング南館 24F
URL：https://www.siac.co.jp/

アステリア株式会社
代表者：平野 洋一郎
所在地：東京都渋谷区広尾 1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー 19F
URL：https://jp.asteria.com/

まとめ

今回の「Data Cloudアダプター」の提供開始により、企業はSalesforceのData CloudとASTERIA Warpを活用して、データ連携をノーコードで実現することが可能となります。これにより、導入期間の短縮やコスト効率の向上が期待され、企業の情報資産の有効活用が促進されるでしょう。

以下に、今回の内容をまとめた表を示します。

このように、SI&Cとアステリアの新しい取り組みは、企業のデータ活用戦略において重要な一歩となるでしょう。