みずほリースとみずほ銀行が3月31日に初のグリーンローン契約を実行予定
ベストカレンダー編集部
2025年3月28日 09:43
グリーンローン契約締結
開催日:3月31日

みずほリースとみずほ銀行のグリーンローン契約締結について
2025年3月27日、みずほリース株式会社(代表取締役:中村 昭、以下「みずほリース」)と株式会社みずほ銀行(頭取:加藤 勝彦、以下「みずほ銀行」)は、みずほリースとして初のシンジケーション方式によるグリーンローン(以下「本ローン」)の契約を締結しました。この契約は、環境問題への取り組みを強化するための重要なステップとなります。
グリーンローンとは、環境課題の解決や緩和に資する事業の資金調達を目的としたローンであり、国際的な「グリーンローン原則」に準拠しています。具体的には、環境にやさしいプロジェクトへの資金提供を行うことにより、持続可能な開発を促進することを目指しています。

グリーンローンの背景と意義
みずほリースは、2023年10月に「サステナブルファイナンス・フレームワーク」を策定し、第三者機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンドパーティー・オピニオンを取得しました。このフレームワークに基づくグリーンローン調達は、環境への配慮を重視した資金調達の一環であり、企業としての社会的責任を果たすための重要な取り組みです。
また、みずほリースは、2023年5月に公表した「中期経営計画2025」において、再生可能エネルギー発電設備の容量確保を目標として掲げており、2025年度には1GWの確保を目指しています。2023年度時点で既に590MWを達成しており、前年度比で235MWの増加を記録しています。
再生可能エネルギーへの取り組み
このような取り組みは、国内の太陽光発電プロジェクトへの積極的な投資や系統用備蓄電池事業への参入を通じて実現されています。再生可能エネルギーの普及拡大と電力需給の安定化に貢献することは、企業の成長だけでなく、持続可能な社会の実現にも寄与するものです。
みずほ銀行の役割とサポート
みずほ銀行は、みずほリースの環境負荷低減に向けた取り組みをファイナンス面から支援するために、本ローンを組成しました。このような金融支援は、企業の環境への取り組みを後押しする重要な役割を果たします。
みずほ銀行は、持続可能な社会の実現に向けた取り組み(サステナビリティアクション)を強化しており、環境・社会課題の解決に向けた資金の流れを創出するサステナブルファイナンスや、金融を超えた知見・機能を活用したソリューション提供を通じて、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に向けて、お客さまとともに挑戦していく姿勢を示しています。
契約の詳細情報
本ローンに関する具体的な契約内容は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
融資先 | みずほリース株式会社 |
アレンジャー | 株式会社みずほ銀行 |
契約締結日 | 2025年3月27日 |
実行日 | 2025年3月31日(予定) |
期間 | 5年 |
資金使途 | 国内屋根置き太陽光発電所の取得資金 |
まとめ
今回のグリーンローン契約の締結は、みずほリースとみずほ銀行が環境への配慮を重要視し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進める一環として位置づけられます。企業が環境問題に真剣に取り組むことで、社会全体の意識も高まり、持続可能な未来を築くための重要な一歩となるでしょう。
以下に、本記事で取り上げた内容を整理した表を示します。
項目 | 詳細 |
---|---|
契約締結日 | 2025年3月27日 |
実行日 | 2025年3月31日(予定) |
融資先 | みずほリース株式会社 |
アレンジャー | 株式会社みずほ銀行 |
期間 | 5年 |
資金使途 | 国内屋根置き太陽光発電所の取得資金 |
このように、みずほリースとみずほ銀行は、環境問題に対する取り組みを強化し、持続可能な社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出しました。今後の動向が注目されます。