DPEARLが4月1日よりAI搭載の遠隔歯科矯正システムを提供開始
ベストカレンダー編集部
2025年3月31日 09:44
AI歯科矯正提供開始
開催日:4月1日

DPEARL、AI搭載の遠隔歯科矯正システムを提供開始
株式会社フィルダクト(代表取締役CEO:金子奏絵)は、デンタルモニタリング・ジャパン株式会社と業務提携し、2025年4月よりAI搭載の遠隔歯科矯正システムを新たに提供開始することを発表しました。この新しいソリューションは、AIによる経過観察の精度向上と通院頻度の低減を同時に実現し、全国の患者様に向けて提供されます。

矯正治療における課題と協業の背景
現在の歯科矯正治療には、対面診療型とリモート矯正の2つのアプローチがあります。対面診療型では、歯科医師による直接の観察が行われるため安心感がありますが、通院回数が多く、患者様にとって負担となることが課題です。一方、リモート矯正は自宅での写真撮影を通じて歯科医師の確認が受けられるため、利便性は高いものの、撮影環境によるデータのばらつきや個別化された分析において問題がありました。
DPEARLは、月に1回の対面診療とリモート型の両方を組み合わせた「Wサポート体制」を提供してきましたが、今回の協業により、医療的な質と利便性を両立させるためにAI搭載の新機能を取り入れることとなりました。

新たな矯正体験の実現
DPEARLが提供するマウスピース型矯正は、患者様が自ら装着するマウスピースを7〜10日ごとに交換しながら、歯を理想的な方向に移動させる手法です。この治療法は、患者様の自己管理と定期観察が求められますが、通院頻度が多いことが患者様の負担となる場合があります。
DPEARLのAI搭載の遠隔歯科矯正システムでは、以下のような特徴が実現されます。
- 矯正中のモチベーション維持と効果の向上
患者様が専用機器とスマートフォンを用いてスキャンした歯の写真データをAIが解析し、治療の進捗状況や注意点をフィードバックします。これにより、患者様のモチベーション維持や治療効果の向上が期待できます。 - AIによる精密なデータ解析と早期のアラート機能
130項目以上の口腔内観察を行い、治療計画からの逸脱を早期に検知するアラート機能を搭載しています。これにより、治療の進行がスムーズになり、治療期間の短縮が期待されます。 - 通院回数の削減
AIシステムを用いた週1回の口腔スキャンにより、歯科医師は精密な追跡が可能となり、必要のない通院を削減します。これにより、患者様の負担が軽減されます。

歯科医院におけるメリット
DPEARLの新機能は、患者様にとっての利点だけでなく、歯科医院側にも多くのメリットをもたらします。定期モニタリングによってチェアタイムを40%以上削減し、データに基づいた精度の高い歯のモニタリングが可能となります。これにより、歯科医院の業務効率が向上し、患者様へのサービス向上にも寄与します。
さらに、DPEARLは歯科医院向けにクラウド管理システム『MediLeap』を無償提供し、アナログな管理方法からの脱却を図っています。この取り組みにより、診療に必要なデータの一元管理が可能となり、歯科医院のデジタルトランスフォーメーション(DX)が促進されます。

オーラルヘルスの重要性
フィルダクトは、オーラルヘルスの未来を加速することをミッションに掲げています。近年、口腔と全身疾患との関連が明らかになっており、予防ヘルスケアやQOL向上の観点からオーラルヘルスの重要性が増しています。しかし、矯正が必要な人口の半数以上が矯正治療に踏み出せていない現状があります。フィルダクトは、これらの課題を解消するために、全国の歯科医院や技工パートナーと連携し、質の高い歯科矯正を身近に提供する事業に取り組んでいます。
予約方法と提供開始日
DPEARLのAI搭載の遠隔歯科矯正システムは、2025年4月1日(火)より提供開始されます。ご利用を検討されている方は、DPEARLのLINEアカウントから最新情報を取得し、予約を行うことができます。
予約フローは以下の通りです。
- DPEARL Spot(提携クリニック)で検査を行う。
- 歯科医師による適応判断と説明を受ける。
- 決済を行い、治療・サービスを利用する。
詳細はDPEARL公式サイトで確認できます。
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
提供開始日 | 2025年4月1日(火) |
システムの特徴 | AIによる精密なデータ解析、週1回のスキャン、通院回数の削減 |
患者へのメリット | モチベーション維持、治療効果の向上、負担軽減 |
歯科医院へのメリット | チェアタイムの削減、効率的なデータ管理、業務効率の向上 |
フィルダクトは、テクノロジーを活用した歯科矯正サービスを通じて、オーラルヘルスの向上に貢献していくことを目指しています。
参考リンク: