ロンシャン、4月8日からミラノで新作家具を展示 - ピエール・ルナールとコラボ

新作家具展示

開催期間:4月8日〜5月13日

新作家具展示
ロンシャンの新作家具ってどんなデザインなの?
ロンシャンの新作家具は、流れるような曲線が特徴で、レザーとウォールナット材を使用した革新的なデザインです。
新作家具はどこで見られるの?
ミラノデザインウィークで発表された新作家具は、2025年5月13日までミラノのロンシャンブティックで展示されています。

ロンシャンがミラノデザインウィークで新作を発表

2025年4月8日、ロンシャン・ジャパン株式会社は、フランスのラグジュアリーブランドであるロンシャンが、ミラノデザインウィークにおいて新進気鋭のフランス人家具デザイナー、ピエール・ルナールとコラボレーションした新作チェアとベンチを発表したことを発表しました。これらの作品は、ロンシャンのブティックで2025年5月13日(火)まで展示される予定です。

ロンシャンは、1948年にフランス・パリで創業され、現代性とクリエイティビティ、ダイナミズムが融合したブランドとして知られています。今回の取り組みは、ロンシャンとルナールのパートナーシップによって実現しました。特に、ルナールが初めてレザーを用いた作品であるベンチ『Wave』とチェア『Ruban』は、ロンシャンの特徴的なレザーとウォールナット材を組み合わせたデザインが特徴です。

新作家具の特徴とデザイン

ロンシャンの新作『Wave』と『Ruban』は、いずれもルナールのトレードマークである流れるような曲線が際立つ作品です。これらの家具は、自然界からインスパイアを受けており、薄い木材を緻密に組み立てることで、まるで原木から削り出したかのような曲線を実現しています。

具体的な特徴については、以下の通りです:

  • ベンチ『Wave』:マホガニー材を使用し、流れるようなデザインが特徴。
  • チェア『Ruban』:ロンシャンのカラーであるヴェール ヘリテージ(濃緑)とヴェール ルミエール(萌木)のレザーを使用。

ルナールは、作品が完成した瞬間に運命を感じると語り、作品が時代を超越したものになるよう心掛けていると述べています。また、彼は木材を主役にした創作活動を続けており、伝統や型と相反する独創的なものを生み出すことを目指しています。

ピエール・ルナールのプロフィール

ピエール・ルナールは、2011年にパリの名門エコール・ブール国立工芸学校を主席卒業し、以降、ギャラリー「メゾン・パリジェンヌ」に所属しています。29歳で制作したコンソールテーブル『Ruban』コレクションは、パリ装飾美術館に収蔵され、彼の名を広めるきっかけとなりました。

ルナールの作品は、木工のサヴォアフェールと最新テクノロジーを融合した優雅でしなやかなデザインが特徴であり、モビリエ・ナショナルや美術館、コレクターによっても高く評価されています。彼のデザイン哲学は、常に新しい技芸を試み、サヴォアフェールの幅を広げることにあります。

ロンシャンのブランド理念と歴史

ロンシャンは、1948年に創業以来、オーセンティシティとエナジーが融合するブランドとして、70年以上にわたるヘリテージを踏襲しながら、現代のパリジェンヌを象徴するスタイルを発信し続けています。

特に注目されるのは、以下のようなアイコニックな製品です:

  1. 1993年に発表された「Le Pliage®(ル プリアージュ®)」
  2. バンブーのトグルが特徴の「Le Roseau(ル ロゾ)」

ロンシャンは、サステナビリティにも力を入れており、2019年から再生素材を使用した「ル プリアージュ®」の開発に取り組んでいます。2022年末には、すべての「ル プリアージュ®」がリサイクルナイロンに切り替わりました。

まとめ

ロンシャンがミラノデザインウィークで発表した新作チェア『Ruban』とベンチ『Wave』は、フランス人デザイナーのピエール・ルナールとのコラボレーションによって生まれた、革新的で美しい作品です。これらの作品は、ロンシャンのレザーとウォールナット材を組み合わせたデザインが特徴であり、流れるような曲線が目を惹きます。

ロンシャンは、若き才能の支援を続ける中で、伝統的な技術と現代のデザインを融合させ、新たな価値を創造しています。今後も、ロンシャンの展開に注目が集まることでしょう。

作品名 特徴 価格
ベンチ『Wave』 マホガニー材を使用し、流れるようなデザイン 未定
チェア『Ruban』 ロンシャンのカラーのレザーを使用 €3,800

ロンシャンの新作家具は、デザイン性と機能性を兼ね備えた魅力的なアイテムとして、多くの人々に愛されることでしょう。

参考リンク: