ブックオフ、4月8日から廃棄CDケースを再利用したスマホスタンド販売開始

廃棄CDケースを活用した新商品「CDプラ サステナブル スマホスタンド」の販売開始

2025年4月8日、ブックオフグループホールディングス株式会社の子会社であるブックオフコーポレーション株式会社は、リユース・リサイクル事業の一環として、廃棄予定のCDケースから作られた再生プラスチック100%の「CDプラ サステナブル スマホスタンド」を一部店舗で販売開始しました。この取り組みは、廃棄物の削減とCO₂排出量の抑制を目的としており、リサイクルを身近に感じてもらうための新たな試みとなります。

CD・DVDの買取と廃棄物削減の取り組み

ブックオフグループは、年間2,400万枚のCD・DVDを買取っていますが、その中には買取価格がつかずに処分されるものが年間1,700トンに達します。この量は、アフリカゾウ約300頭分の重さに相当します。これらのCDケースは、捨てられる運命にあるものですが、ブックオフでは自社で回収・分別し、再生プラスチック資材「CDプラ」として製造しています。

「CDプラ」の商品展開は、これまでにも多摩美術大学とのコラボレーションによる「デスクトレー」や、スタックストー株式会社とのコラボによる「サステナブルバケット」があり、今回の「CDプラ サステナブル スマホスタンド」はその第3弾となります。この商品は、再生ポリスチレンを100%使用しており、製造過程でのCO₂排出量を92.7%削減する効果があるとされています。

デザインへのこだわりとイラストレーターとのコラボレーション

「CDプラ サステナブル スマホスタンド」は、3名のイラストレーターとのコラボレーションによって実現しました。デザインには、ブックオフ公式キャラクターの「よむよむ君」が描かれており、親しみやすいポップなデザインが特徴です。この商品を通じて、リユース・リサイクルの楽しさを感じてもらい、日常生活にサステナブルなアイテムを取り入れるきっかけを提供します。

• イクタケマコト様デザイン: ブックオフのイメージカラーであるブルーとイエローを使い、店内の様子を描いたデザイン。隠れている「よむよむ君」を探す遊び心があり、全世代に楽しんでもらえる内容です。
• 安部豊様デザイン: 環境学の博士であり、廃棄物削減をテーマにしたイラストを提供。動物たちがCDを運ぶ様子を描き、リサイクルの重要性を伝えています。
• まめまめ工房秘密基地様デザイン: 環境問題をテーマにした猫のイラストを特徴とし、商品イラストではCDの盾を持つネコが描かれています。クリア部分を残すことでCDプラ樹脂の純度の高さを実感できます。

販売情報と今後の展開

「CDプラ サステナブル スマホスタンド」は、以下の店舗で販売中です。

今後も販売店舗を拡大する予定であり、より多くのお客様に手に取っていただける機会を増やしていく考えです。

CDプラの取り組みと背景

この「CDプラ」の取り組みは、国内外での廃棄物処理に関する規制が厳しくなっている中で、持続可能な資源としての価値を見出すことが目的です。中国や東南アジア諸国での廃棄物輸入停止や、バーゼル法の改正により、海外への廃プラスチック輸出が規制される中、国内でのリサイクルの重要性が高まっています。

ブックオフでは、CDプラを使用したデザイン商品を製作することで、生活を豊かにするサステナブルな価値を提供し続けていきます。これにより、リユース・リサイクルの重要性を広め、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目指しています。

まとめ

「CDプラ サステナブル スマホスタンド」は、廃棄予定のCDケースを再利用し、環境保護に貢献する商品です。リサイクルの楽しさを感じられるデザインとともに、日常生活に取り入れやすいアイテムとして提供されています。以下に本記事の内容を整理しました。

このように、ブックオフグループはリユース・リサイクルを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。今後の展開にも注目が集まります。