のどぐろ感謝の日 (記念日 9月6日)
のどぐろ感謝の日とは?
のどぐろ感謝の日の由来
皆さんは「のどぐろ感謝の日」をご存じですか?この日は島根県出雲市の有限会社日本海が制定した記念日で、のどぐろという魚の素晴らしさを讃え、感謝の意を表すために設けられました。
「のどぐろ感謝の日」の日付は、のどぐろの「のどぐ(9)ろ(6)」と読む語呂合わせから9月6日に決定されています。この時期はのどぐろ漁の始まりを告げる時期でもありますね。
のどぐろの魅力やその美味しさを多くの人に伝えたい、そして漁師さんや海に対する感謝の気持ちを込めて、のどぐろを味わってほしいという願いがこの記念日には込められています。
2020年(令和2年)には、この記念日は一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録されたのです。これは、地域の文化や産業を支える重要な取り組みとして評価された証しですね。
のどぐろとはどんな魚?
ノドグロ、その名を聞いてピンとくる方はどれほどいるでしょうか。ノドグロはスズキ目ホタルジャコ科に属する魚で、アカムツとも呼ばれています。その名の通り、口の奥の喉が黒いことからこの名がつけられました。
全長は約40cmとそこまで大きくはないですが、その体色は背側が赤紅色、腹側が銀白色と非常に美しい魚です。水深100~200mの深海に生息し、甲殻類やイカを主食にしています。
島根県や日本海側の地域では「赤いダイヤモンド」とも称されるほどの高級魚として扱われており、市場に出回る量は少ないのです。浜田市では市の魚にも指定されており、地域にとっては誇りでもあります。
味わいは上品で、焼いても煮ても美味しいと評判です。脂が乗っていて「白身のトロ」とも称されるほど。ご飯にもお酒にも合うので、食卓を彩る一品としても重宝されています。
のどぐろを楽しむ商品
のどぐろ感謝の日を祝うにあたり、有限会社日本海ではのどぐろを使った様々な商品を販売しています。のどぐろ一夜干しやのどぐろ茶漬け、のどぐろ煮付けセット、のどぐろ寿しと、その食べ方も多岐にわたります。
一夜干しは、塩を振ってから干すことで旨味が凝縮され、焼くと皮がパリッとして中はふっくら。茶漬けは、出汁のきいたご飯の上にのどぐろをのせることで、上品な味わいが一層引き立ちます。
また、煮付けセットでは、のどぐろ本来の味をしっかりと楽しむことができ、寿しでは新鮮なのどぐろの美味しさを存分に味わうことができるでしょう。
これらの商品は、記念日だけでなく、日々の食卓を豊かにするためにもおすすめです。のどぐろの美味しさを知るきっかけになれば幸いです。
のどぐろと日本の食文化
のどぐろと日本の食の歴史
のどぐろは、日本の食文化において長い歴史を持つ食材の一つです。古くから日本人に愛されてきたこの魚は、特に山陰や北陸地方の日本海側で重宝されてきました。
日本人は昔から海の幸を大切にし、四季折々の魚を味わう文化があります。のどぐろもその一つで、季節を問わず脂が乗ることから、一年を通して楽しめる魚として親しまれています。
特に寒い冬には脂がよく乗り、その旨味が増すため、冬の味覚としても特に重宝されるんですよ。日本の四季を感じながらのどぐろを味わうのは、まさに日本の食文化を象徴する体験と言えるでしょう。
また、のどぐろは見た目の美しさも特徴の一つで、お祝い事や特別な日の食卓にもふさわしい食材です。色鮮やかな赤紅色の身は、豪華な料理を演出するのにも最適ですね。
のどぐろと食の未来
のどぐろ感謝の日を通して、のどぐろの価値を再認識することは、日本の食の未来にも大きな意味を持ちます。高級魚としての地位を確立しているのどぐろですが、その持続可能な漁業や環境保全にも配慮する必要があるでしょう。
現代の食文化は、単に美味しさを追求するだけでなく、食材の背景にあるストーリーや生産者の思いも重要視されるようになっています。のどぐろ感謝の日は、そうした食材への思いやりや感謝の気持ちを表現する機会とも言えます。
私たちは、のどぐろをはじめとする多くの食材に対して、感謝の気持ちを持ち続けながら、それを次世代にも伝えていく責任があると思います。この記念日をきっかけに、食の大切さや豊かさを改めて感じ取っていただけたら幸いです。
最後に、のどぐろ感謝の日は、私たちが食に対して持つべき敬意と感謝を象徴する日であると私は感じています。この日を通じて、のどぐろの美味しさだけでなく、食に対する新たな価値観を見出すことができれば、それは非常に意義深いことだと思います。