ネオロマンスの日 (記念日 9月23日)
1994年9月23日、スーパーファミコン用ソフト『アンジェリーク』が発売されました。当時の株式会社光栄が送り出したこの作品は、「女性向け恋愛シミュレーションゲーム」というジャンルを日本市場に切り開いた記念碑的タイトルです。普通の女子高生が宇宙の女王の後継者候補となり、9人の守護聖たちと絆を深めながら女王の座を目指すという物語は、それまでのゲーム市場にはなかった体験を女性プレイヤーに提供しました。
「ネオロマンスの日」は、株式会社コーエーテクモゲームスが制定した記念日です。同社の女性向けゲーム開発チーム「ルビーパーティー」が手がけるゲームブランド「ネオロマンス」の第1作目である『アンジェリーク』の発売日を記念日として定め、25周年にあたる2019年(令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。長年シリーズを支えてきたファンへの感謝と、これからも女性にきらめきを届けていくという意志が込められています。こうした背景には、『アンジェリーク』が業界にもたらしたインパクトの大きさがあります。当時の光栄といえば『信長の野望』や『三国志』といった歴史シミュレーションゲームで知られる、どちらかといえば男性ユーザー向けのメーカーでした。そこへ女性を主要ターゲットとした恋愛シミュレーションを投入したことは異色の試みであり、美麗なグラフィックと緻密に設計された恋愛イベントが多くの女性プレイヤーの支持を集め、光栄のイメージ刷新にも大きく貢献しました。
その後、『アンジェリーク』はシリーズとして展開され、『Special2』(1996年)、『トロワ』(2000年)、『エトワール』(2003年)、さらに第1作目のリメイク版『アンジェリーク ルトゥール』(2015年)など、時代を超えて作品が生まれ続けました。「ネオロマンス」ブランド全体では、『遙かなる時空の中で』『金色のコルダ』『ネオ アンジェリーク』など多数のタイトルが展開され、女性向けゲームというジャンルの成熟を牽引してきました。9月23日は、そのすべての出発点となった日付として刻まれています。
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