大熊町ふるさとまつり2024で体験!バーチャル文化センターが登場

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バーチャル文化センターって何ができるの?
バーチャル文化センターでは、大熊町の歴史を3Dで体感でき、展示物にコメントを残すことができます。
大熊町ふるさとまつり2024はいつ開催されるの?
大熊町ふるさとまつり2024は2024年11月2日に開催されます。多彩なイベントが用意されています。
福島県大熊町と南国アールスタジオが「バーチャル文化センター」を公開(ニュースレター) 画像 2

福島県大熊町と南国アールスタジオが「バーチャル文化センター」を公開

2024年10月30日、大熊町と南国アールスタジオ株式会社は、「大熊町3Dデジタルアーカイブプロジェクト」の第一弾として、「バーチャル文化センター」を発表しました。このプロジェクトは、故郷の記憶を3Dデータで蘇らせることを目的としています。特に、現在解体工事中の「大熊町文化センター」と、同施設に設置されていた町の景勝地「馬の背岬」を描いた緞帳を再現することに注力しています。

「バーチャル文化センター」は、南国アールスタジオが展開するメタバースプラットフォーム「WHITEROOM」にて体験でき、2024年11月2日(土)に大熊町役場本庁舎前広場で開催される「大熊町ふるさとまつり2024」にて実際に体験することが可能です。また、2025年3月頃には大熊町のホームページでも公開される予定です。

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プロジェクトの背景と目的

「大熊町文化センター」は1992年4月に開館し、町民にとって重要な文化の拠点として親しまれてきました。しかし、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響により、現在では解体が進められています。このような状況の中で、南国アールスタジオは、文化センターの解体に伴う記憶の消失を防ぐために、3Dデータを活用してバーチャル空間に再現することを決定しました。

解体中の文化センターとその緞帳を高性能3Dレーザースキャナで詳細に計測し、最新のデジタル技術を駆使して「バーチャル文化センター」を構築することにより、避難先で暮らす大熊町民や町に関わる方々が、過去の思い出や未来への希望を共有できる場を提供します。

バーチャル文化センターの特徴

「バーチャル文化センター」では、町の景勝地「馬の背岬」を描いた緞帳が実物のように体感できる仕組みになっています。この緞帳は、東京電力ホールディングス株式会社から寄贈されたもので、縦8.3m、横16.4mの大きさを誇ります。長年にわたり町民に親しまれてきたこの緞帳は、解体工事に伴い廃棄されることが決定されましたが、南国アールスタジオの努力により、デジタル空間に復活することとなりました。

また、バーチャル文化センターでは、東日本大震災前の大熊町の様子を知ることができる動画や資料が展示され、語り部による360度動画の展示も行われます。これにより、訪問者は過去の町の姿や記憶を次世代に伝える意義を実感することができます。

「大熊町ふるさとまつり2024」の詳細

「大熊町ふるさとまつり2024」は、2024年11月2日(土)に開催され、様々なイベントが用意されています。お笑いライブや歌謡ショー、子ども向けの遊具やキャラクターショーなど、多くの方に楽しんでいただける内容となっています。

この祭りの中には、専用VRゴーグルを用いて「バーチャル文化センター」を体験するブースも設置される予定です。具体的な日時と場所は以下の通りです。

  • 日時:2024年11月2日(土)10時00分~16時00分
  • 場所:大熊町役場 本庁舎前広場

バーチャル文化センターの体験内容

「バーチャル文化センター」では、来館者が展示物に対してコメントを残すことができる機能も用意されています。この対話型のコミュニケーションにより、訪問者は自身の思い出や感想を共有し、他の来館者と意見を交わすことが可能です。また、過去に「大熊町文化センター」で行われたイベントの写真や動画も展示されるため、訪問者は懐かしい記憶を再体験することができます。

まとめ

「大熊町3Dデジタルアーカイブプロジェクト」は、地域の絆を深め、未来へ向けた新たな一歩を支える重要な取り組みであり、大熊町の復興を象徴するものです。バーチャル文化センターを通じて、多くの方々が大熊町の歴史と文化に触れる機会を得ることが期待されます。

項目 詳細
プロジェクト名 大熊町3Dデジタルアーカイブプロジェクト
公開日 2024年11月2日(ふるさとまつりで体験)、2025年3月頃(ホームページ公開予定)
場所 大熊町役場 本庁舎前広場
体験内容 バーチャル文化センターの体験、展示物へのコメント機能
イベント内容 お笑いライブ、歌謡ショー、遊具、キャラクターショーなど

このように、「バーチャル文化センター」は大熊町の歴史を未来に繋げる重要なプロジェクトであり、多くの人々にとって貴重な体験となるでしょう。