2024年11月22日開幕!グランスノー奥伊吹大規模リニューアルの全貌
ベストカレンダー編集部
2024年11月1日 20:13
グランスノー奥伊吹オープン
開催期間:11月22日〜4月13日
関西最大級のスキー場「グランスノー奥伊吹」の設備投資について
滋賀県米原市に位置する「グランスノー奥伊吹」は、関西最大級のスキー場として知られています。このスキー場は、2024-25シーズンに向けて大規模な設備投資を行い、合計で「21億8000万円」の資金を投入しています。この投資は、スキー場の魅力をさらに高めるための重要なステップです。
具体的には、人工造雪機と人工降雪機の増設、エスカレーターの新設、ハイブリッド浄化槽の整備など、多岐にわたる設備が導入されます。これにより、スキー場の運営がより快適で持続可能なものとなります。
人工造雪機と人工降雪機の導入
「グランスノー奥伊吹」では、人工造雪機および人工降雪機の設置基数を合計「45基」に増設します。これにより、暖冬対策を講じながら雪造りを進め、安定した運営を実現します。
具体的には、イタリアのテクノアルピン社製の人工造雪機を新たに7基導入し、全8基体制で1日525トンの雪を造ることが可能になります。これは昨シーズンの約12倍の能力であり、例年よりも約1ヵ月早いオープンを実現します。
設備 | 基数 | 造雪能力 |
---|---|---|
人工造雪機 | 8基 | 525トン/日 |
人工降雪機 | 37基 | – |
この新たな設備により、ファミリーゲレンデやバラエティーゲレンデで合計1300mの滑走が可能となります。これにより、初心者から上級者まで、すべてのレベルのスキーヤーが楽しめる環境が整います。
エスカレーターの新設と利便性の向上
スキー場へのアクセスをより快適にするために、エスカレーター6基を新設します。駐車場からゲレンデまでの移動がスムーズになり、荷物が多いファミリーでも安心して移動できます。
新設されるエスカレーターは、フジテック社製で、乗降口にはセンサーが設置されており、自動的に起動・停止を行います。また、寒冷地対策としてヒーターが設置されており、凍結の心配もありません。
エスカレーターの概要 | 内容 |
---|---|
設置台数 | 6基 |
総工事費 | 5億円 |
勾配 | 30度 |
環境への配慮と持続可能な運営
スキー場の運営において、環境への配慮も重要なテーマです。「グランスノー奥伊吹」では、クボタ社製のハイブリッド浄化槽を新設し、排水の水質改善を図ります。これにより、琵琶湖の水質保全にも貢献します。
新設される浄化槽は、処理能力が300㎥/日で、年間を通じて大幅な消費電力削減が期待されます。これにより、CO2排出の抑制にも寄与します。
浄化槽の概要 | 内容 |
---|---|
設置場所 | グランスノー奥伊吹 |
処理方式 | 膜分離活性汚泥方式 |
総工事費 | 3億8000万円 |
スキー・スノーボードスクールの充実
「グランスノー奥伊吹」では、スキー・スノーボードの技術向上を目指すためのスクールも充実しています。日本プロスキー教師協会(SIA)公認の「ブロッサム スキー・スノーボードスクール」では、初心者から上級者まで全てのレベルに対応したプログラムを提供しています。
今シーズンからは、史上最年少の女性校長が就任し、より多様な視点からの指導が期待されています。これにより、女性やお子様もより受講しやすい環境が整います。
スクールの概要 | 内容 |
---|---|
受講者数 | 毎年12000人 |
校長 | 吉村有希菜(28歳) |
公認資格 | SIA、JSBA、TAJ |
まとめ
「グランスノー奥伊吹」は、関西最大級のスキー場として、設備投資を通じてさらなる魅力を追求しています。人工造雪機や人工降雪機の増設、エスカレーターの新設、環境への配慮を考えた浄化槽の導入など、様々な取り組みが行われています。
これらの施策により、スキー場の利用環境が向上し、持続可能な運営が実現されることでしょう。今後も多くのスキーヤーやスノーボーダーに愛されるスキー場として成長を続けていくことが期待されます。
参考リンク: