環境素材の未来を拓く日本橋サスティナブルデザイン会議が発足
ベストカレンダー編集部
2024年11月11日 05:14
日本橋サスティナブル会議発足
開催日:11月10日
日本橋サスティナブルデザイン会議の発足
2024年11月10日、菱華産業株式会社は、環境素材コンソーシアム「MIRAIWOOD®︎ FORUM」内に「日本橋サスティナブルデザイン会議」を発足しました。この会議の目的は、環境素材の普及と啓蒙を通じて持続可能な社会の構築を目指すことにあります。菱華産業はこの取り組みを通じて、企業の長期的な成長と社会との共生を重視した研究を進め、大学との産学連携を強化していく方針です。
この会議は、環境素材の研究開発を行うグループとして、持続可能な未来を創造するための具体的な行動を取ることを目的としています。特に、循環経済の理念に基づいた新たな価値の創出を目指しており、社会課題に対する解決策を提案することに重点を置いています。
サスティナブルデザイン研究の背景
菱華産業は、循環経済への移行が進む中で、木質バイオマス環境素材「MIRAIWOOD®︎」を自社開発しました。この素材は、産業から排出される木屑を原料としており、環境対応製品の開発を支援することを目的としています。これにより、既存のプラスチック産業から環境素材への転換を促進し、産業の持続性を高めることを目指しています。
環境素材を活用した製品開発には、従来の使い捨て商品とは異なる新しい企画やデザイン、設計技術が求められます。多くの企業がこの課題に取り組む中で、日本橋サスティナブルデザイン会議は、社会課題や循環経済を具体化するための研究を行う場として重要な役割を果たします。菱華産業は、社内外の意見を反映させながら、長期的な視点で企業価値を高めることを目指しています。
日本橋サスティナブルデザイン会議の内容
「日本橋サスティナブルデザイン会議」の理念は、「循環社会と共に成長し、持続可能な未来を創造する」というものです。この理念は、MIRAIWOOD®︎のビジョンと方針に基づいており、会議では主に大学や他企業との連携による研究開発が行われます。
具体的な取り組みとしては、以下のような研究が予定されています:
- 循環経済における金融システムの研究
- 日本や世界の産業が抱える産業課題の調査
- 地域社会の産業の持続性に関する分析
これらの研究テーマは、各大学との連携を通じて科研費などの外部資金を活用し、産学共同研究へと発展させることを目指しています。これにより、具体的な提案を行い、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されます。
会議への参加方法
日本橋サスティナブルデザイン会議は、主に企業と大学を対象とした会議であり、参加には審査が必要です。会議には、学術発表経験の豊富な大学教授クラスを監査役に迎える予定であり、研究と企業ニーズに基づいてビジョンや製品を具体化できるデザイナーも公募しています。
会議は、日本橋室町の菱華ビルにて開催され、基本的に参加費用は無料ですが、講師を招いたセミナー等の場合には謝礼金(実費)が必要となります。参加希望者は、公式サイト「MIRAIWOOD®︎ FORUM」のフォームから申し込みが可能です。
菱華産業の取り組みと今後の展望
菱華産業株式会社は、この会議を支援することで、社内外のコミュニケーションを強化し、新規事業開発や製品改善に取り組む方針です。また、人材育成や組織文化の改革を進め、社会貢献活動やCSR施策を通じて循環経済社会の発展に寄与することを目指します。
今後は、この会議の支援を基に、「MIRAIWOOD®︎」の環境素材事業戦略と成長戦略を展開し、持続可能な成長と社会への貢献を具体的に実現するための目標とKPIを設定していく予定です。
まとめ
日本橋サスティナブルデザイン会議は、環境素材の普及と啓蒙を通じて持続可能な社会の構築を目指す重要な取り組みです。菱華産業は、大学との産学連携を強化し、さまざまな企業と協力して新たな価値を創出することを目指しています。以下に、今回の内容を整理した表を示します。
項目 | 内容 |
---|---|
会議名称 | 日本橋サスティナブルデザイン会議 |
発足日 | 2024年11月10日 |
目的 | 環境素材の普及と啓蒙、持続可能な社会の構築 |
研究テーマ | 循環経済、社会課題の調査・分析 |
参加対象 | 企業、大学 |
参加費用 | 基本的に無料(セミナー等は実費) |
公式サイト | MIRAIWOOD®︎ FORUM |
このように、菱華産業の取り組みは、持続可能な未来の実現に向けた重要な一歩となります。今後の活動に注目が集まることでしょう。
参考リンク: