2024年11月30日開催!医療系学生のためのReach Out Project広報研修
ベストカレンダー編集部
2024年11月30日 05:42
Reach Out Project広報研修
開催日:11月30日
医療系学生のグローバルヘルス分野アドボカシーを支援するReach Out Project
2024年11月30日(土)、社会課題や社会貢献事業に特化した広報PR支援を行うソーシャル・エンライトメント株式会社が、グローバルヘルス分野のアドボカシーに取り組む医療系の学生及び20代のユース世代を支援するプログラム「Reach Out Project」にて、代表取締役の伊東正樹が講師・アドバイザーとして登壇し、広報研修を実施しました。このイベントは、株式会社PoliPoliが主催し、医療系学生に対する専門的な知識の普及を目指しています。
温暖化やグローバル化の影響により、日本国内でも感染症や熱帯病のリスクが増大しています。特に、デング熱を媒介する蚊の生息エリアが拡大していることや、エムポックス(サル痘)の感染拡大に伴い、世界保健機関(WHO)が「公衆衛生上の緊急事態宣言」を発するなど、国内での感染症対策が重要視されています。
温暖化と感染症リスクの関係
近年、日本国内における感染症リスクは温暖化やグローバル化の影響で高まっています。特に、国連気候変動枠組み条約の第29回締約国会議(COP29)において、WHOが「気候変動の危機は健康危機である」と指摘したように、気候変動が公衆衛生に与える影響は無視できません。
感染症の問題は、単に身体的な健康に留まらず、差別や偏見といった精神的な苦痛をも引き起こすため、社会全体での取り組みが必要です。特に、法改正や制度変動を促す政策共創が求められています。
Reach Out Projectの概要と活動内容
「Reach Out Project」は、グローバルヘルスをテーマにした政策提言やルールメイキングを支援するプログラムです。2022年12月にスタートし、現在約80名の医療系学生が参加しています。参加者は、毎月行われる講義を通じて、グローバルヘルスやアドボカシーに関する専門知識を深めています。
このプロジェクトには、アジア医学生連絡協議会や熱帯病に特化した団体、日本歯科学生連盟などが参加しており、将来的な政策提言や発信力の強化を目指しています。特に、顧みられない熱帯病(NTDs)に特化した講義や研修が行われ、医療系学生の広報手法を題材にした実践的な知見の共有が行われました。
広報研修の内容と意義
今回の広報研修では、感染症や熱帯病に関する具体的な事例を通じて、アドボカシーと連携したPR・PA領域の戦略策定がテーマとなりました。伊東代表は、広報PRの知見を共有し、社会課題に対する理解を深める重要性を強調しました。
伊東代表は、感染症がもたらす身体的な影響だけでなく、精神的な苦痛や社会的な分断についても触れ、広報活動がどのように社会に貢献できるかを考えることが重要であると述べました。また、知見共有は他者や社会のために行うべきであり、次世代のために活用されるべきであると強調しました。
今後の展望とキャリアイベントの開催
ソーシャル・エンライトメント株式会社は、今後も社会課題に光をあて、普及啓発に取り組む意向を示しています。さらに、11月30日には「Reach Out Project」に関連するキャリアイベントも開催され、国際機関や民間セクターでアドボカシーに取り組むゲストによるトークセッションやユース団体の活動紹介が行われます。
このイベントでは、地球規模の課題解決に取り組む専門家や活動家が登壇し、具体的なキャリアパスを提示することが予定されています。参加者は、アドボカシー活動の意義や実際の活動内容を知ることで、将来の進路を考えるきっかけを得ることができます。
項目 | 詳細 |
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イベント名 | Reach Out Project広報研修 |
日時 | 2024年11月30日(土) |
主催 | 株式会社PoliPoli |
講師 | 伊東正樹(ソーシャル・エンライトメント株式会社代表取締役) |
参加者数 | 約80名(医療系学生) |
開催場所 | MIDORI.so NAGATACHO(東京都千代田区) |
このように、グローバルヘルス分野におけるアドボカシー活動は、今後ますます重要になっていくと考えられます。社会課題に対する理解を深め、広報PRの知識を活用することで、次世代のリーダーたちが社会に貢献できる道を切り開くことが期待されています。