和食の未来を担う『未来を創る和食料理人』が12月24日に発売
ベストカレンダー編集部
2024年12月9日 11:45
和食料理人書籍発売
開催日:12月24日
日本料理の未来を支える書籍『未来を創る和食料理人』の発売
株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2024年12月24日(火)に新たな書籍『未来を創る和食料理人』を発売することを発表しました。この書籍は、日本の食文化の未来を明るく輝かせるために、日本料理、天ぷら、鮨、蕎麦、うどん、和菓子など、我が国の料理業界を担う人材を応援する内容となっています。
現在、世界では日本食ブームが広がっていますが、日本国内ではその料理の伝統を理解し、発展を担う若手人材が不足している現状があります。メディアや料理業界はフレンチやイタリアンなどの西洋料理が主流となり、日本の調理師学校の卒業生の約9割がフレンチ、イタリアン、パティシエ志望であるというのが実情です。このままでは、和食の基幹となる飲食店が衰退してしまう恐れがあります。
日本の食文化の土台を支える人材の育成
日本の食文化は、食材の生産者や和包丁、砥石などの道具の職人、陶芸家、塗りや蒔絵の職人、日本酒や焼酎、煎茶など、地域に根付いた伝統文化や産業と密接に結びついています。したがって、若き料理人の育成は日本の食の土台や根幹を守るために非常に重要な課題です。
この書籍では、日本料理の未来を創るために、和食を理解し愛する人々を増やすことを目指しています。先駆者たちの思いや生き様、守りたい伝統の技と心、そして新しい試みを紹介しながら、和食の世界がいかに素晴らしいかを伝えていく内容となっています。
登場人物とその背景
書籍には、多くの著名な料理人が登場します。以下にその一部を紹介します。
- 山本征治 – 「日本料理 龍吟」
- 齋藤孝司 – 「鮨さいとう」
- 石田知裕 – 「膳司 水光庵」
- 杉田孝明 – 「日本橋蛎殻町 すぎた」
- 前平智一 – 「てんぷら 前平」
- 吉川邦雄 – 「一東菴」
- 浅沼努武 – 「天ぷら浅沼」
- 平山 周 – 「浅草ひら山」
- 海原 大 – 「江戸前 芝浜」
- リオネル・ベカ – 「エスキス」
- 櫻井真也 – 「櫻井焙茶研究所」
- 澤田裕介 – 「子の日」
- 長谷川浩一 – 「はせがわ酒店」
- あおい有紀 – フリーアナウンサー
- 山口真人 – 陶芸家
これらの料理人たちは、それぞれの専門分野での経験と技術を持ち寄り、日本料理の伝統と革新を融合させた新たなスタイルを模索しています。
監修者のプロフィール
本書の監修者は、奥田透氏です。奥田氏は1969年に静岡県で生まれ、静岡、京都、徳島で約10年間日本料理を学びました。29歳で地元の静岡に「春夏秋冬花見小路」を開店し、2003年には東京・銀座に「銀座 小十」をオープンしました。2013年にはフランス・パリに「OKUDA」を開店し、本物の日本料理を海外で提供する挑戦を始めました。
奥田氏は著書も多く、数々の料理に関する書籍を執筆しており、日本料理の魅力を国内外に広める活動を続けています。
書籍の詳細情報
『未来を創る和食料理人』は、以下のような詳細内容を持っています。
書名 | 未来を創る和食料理人 |
---|---|
監修 | 奥田 透 |
仕様 | B5判、208ページ |
定価 | 4,180円(税込) |
発売日 | 2024年12月24日(火) |
ISBN | 978-4-416-52449-7 |
書籍の購入は、株式会社誠文堂新光社の公式ウェブサイトにて可能です。日本料理の未来を担う人材の育成に寄与する本書は、料理人を目指す方々や日本料理に興味を持つ方々にとって、非常に有意義な一冊となるでしょう。
まとめ
日本料理の技術は世界基準で見ても優れていますが、肝心の料理人が育っていない現状を踏まえ、株式会社誠文堂新光社が発表した『未来を創る和食料理人』は、和食の未来を担う人材を育成するための重要な書籍です。
登場する料理人たちの経験や技術、監修者奥田透氏の豊富な知識が詰まった本書は、和食の素晴らしさを伝えるだけでなく、次世代の料理人たちへの道しるべとなることを期待されています。
以下に、この記事で紹介した内容をまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
書名 | 未来を創る和食料理人 |
発売日 | 2024年12月24日(火) |
定価 | 4,180円(税込) |
監修者 | 奥田 透 |
ページ数 | 208ページ |
ISBN | 978-4-416-52449-7 |
日本料理の未来を明るくするために、多くの人々がこの書籍を通じて和食の魅力を再認識し、次世代の料理人たちが育っていくことを願っています。
参考リンク: