サウジアラビア、1月20日から日本漫画をデリバリーアプリで販売開始

漫画デリバリー開始

開催日:1月20日

漫画デリバリー開始
マンガアラビアって何をしてる会社なの?
マンガアラビアは、サウジアラビアに拠点を置き、日本の漫画をアラビア語に翻訳して販売しています。
フードデリバリーアプリで漫画を買うってどういうこと?
マンガアラビアはフードデリバリーアプリを通じて日本の漫画を販売し、新しい購買体験を提供しています。

サウジアラビアのマンガアラビアが日本の漫画をフードデリバリーアプリで販売開始

2025年1月20日、サウジアラビアに本拠を置くマンガアラビアが、アラビア語版の日本漫画をフードデリバリーアプリを通じて販売することを発表しました。この新たな取り組みは、従来の宅配サービスの概念を超えるものであり、世界的に見てもユニークな試みです。マンガ商品の流通改革を促し、現代のテクノロジーと娯楽を融合させることで、マンガファンに新たな体験を提供することを目指しています。

サウジアラビアのマンガアラビア、日本の漫画を中東圏のフードデリバリーアプリで販売開始 画像 2

マンガアラビアの背景と提携先

マンガアラビアは、日本の主要な出版社である小学館、集英社、KADOKAWA、講談社、白泉社と提携しており、Youth・Kids向け雑誌『マンガアラビア』を紙面およびデジタルの両方で公式に紹介しています。この取り組みは、アラブ地域における海賊版撲滅の観点からも重要な役割を果たしています。

現在、マンガアラビアのアプリは195カ国以上で約1,000万ダウンロードされており、雑誌の月間発行部数は25万部を超えています。これにより、マンガアラビアは中東地域における日本漫画の普及に大きく貢献しています。

文化技能コンクールへの関与

さらに、マンガアラビアはサウジアラビアの教育省と文化省が主催する文化技能コンクールなど、地域における漫画創作技能の向上を目的とした多くのイニシアティブにも関わっています。これにより、地元の漫画家やクリエイターの育成にも寄与しています。

今後は、単行本や関連商品の販売にも注力していく予定であり、さらなる市場の拡大が期待されています。

フードデリバリーアプリの成長と提携の意義

近年、食品宅配アプリは消費者行動の変化を反映し、国内外で急速な成長を遂げています。特にサウジアラビアでは、2023年にはデリバリー・アプリの注文が2億件を超え、1日平均54万件以上の注文が記録されています。このような背景の中で、マンガアラビアの新たな取り組みは、消費者にとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

今回提携したJahez International Information SystemsのCEOであるガッサーブ アルマンディール氏は、「我々の広範囲に届ける技術を活用することで、新たな市場とユーザーに貢献できます。我々は、今後も地元と地域市場での成長を目指します。」とコメントしています。このような技術力を活かした提携は、両社にとっての相乗効果を生むことが期待されます。

マンガアラビアの代表者のコメント

マンガアラビアの代表取締役社長兼編集長であるイサム ブカーリは、「私たちは、漫画の制作・出版にとどまらず、『漫画を読者に届ける』までを一貫したサービスとして捉え、物流業界との連携により、新たな価値を生み出したいと考えています。サウジアラビアをはじめアラブ諸国の漫画ファンへユニークな方法で漫画をお届けできることをうれしく思います。」と述べています。

このコメントからも、マンガアラビアが目指すのは単なる漫画の流通ではなく、読者との新たな接点を創出することだと理解できます。

今後の展望と文化的意義

今回の提携は、従来の概念を取り除き、サービスの拡大を目指す同社の目標を後押しする動きであり、これにより文化的・商業的パートナーシップの強化とユーザーの利便性を図ることができます。

マンガアラビアの取り組みは、サウジアラビアを中心とした中東地域における日本漫画の普及を促進し、地域の文化的多様性を豊かにする重要な役割を果たすでしょう。また、読者にとっても新しい形での漫画体験が提供されることになります。

項目 詳細
企業名 マンガアラビア
発表日 2025年1月20日
提携出版社 小学館、集英社、KADOKAWA、講談社、白泉社
アプリダウンロード数 約1,000万
雑誌発行部数 月間25万部以上
フードデリバリーアプリの成長 2023年に2億件の注文

このように、マンガアラビアの新たな取り組みは、地域の漫画ファンにとって新しい選択肢を提供し、文化的な交流を促進する重要なステップとなるでしょう。今後の展開に注目が集まります。

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