東洋大姫路高校生が開発したアイスクリームが2024年4月からふるさと納税返礼品に

ふるさと納税返礼品発売

開催日:4月1日

ふるさと納税返礼品発売
東洋大姫路高校の生徒たちはどんな活動をしているの?
彼らは地域の課題解決を目指し、農作物の栽培や商品開発を行っています。特にふるさと納税の返礼品としてアイスクリームを開発しました。
新しいふるさと納税返礼品はいつから購入できるの?
2024年4月から兵庫県のふるさと納税に新たに加わる返礼品として、PROJECT TOYOが開発したアイスクリームが登場します。

東洋大姫路高校の挑戦と地域活性化

2025年3月5日、株式会社大津屋が代表企業を務める「HAQTSUYA」(ハックツヤ)は、兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」事業を2024年4月より受託することを発表しました。この「ひょうごHAQTSUプロジェクト」では、地域の秘められた価値を発掘し、新たな返礼品を開発する取り組みが行われます。

特に注目すべきは、全国的に有名なスポーツの名門校である東洋大学附属姫路高等学校の生徒たちが主体となって発足した「地域活性部 PROJECT TOYO」です。彼らは地元を想う気持ちから、地域の課題解決に向けた活動を展開しています。

いよいよ始まる、東洋大姫路高校の挑戦。地元を想う気持ちが生んだ特別なふるさと納税返礼品が全国へ! 画像 2

PROJECT TOYOの発足と活動内容

PROJECT TOYOは、2019年に「入りたい部活がない」と感じた1年生6人によって結成されました。彼らは「地域に役立つ活動がしたい」という想いから、地域の農家への聞き取り調査を行い、休耕田の増加や鳥獣害の増加、後継者不足といった課題を学びました。

その後、休耕田を借りて様々な農作物の栽培に挑戦し、未経験の作業に四苦八苦しつつも収穫に成功しました。この活動を通じて、彼らは地域の課題解決に貢献することを目指し、さらにはその農産物を使った商品開発にも取り組みました。

彼らの努力は評価され、内閣府の「地方創生☆政策アイデアコンテスト」において近畿経済産業局長賞を受賞。さらに、2022年度には「ひょうごSDGsスクールアワード」で最優秀賞を受賞し、活動への注目が高まりました。その結果、部員も増え、チームから部へと昇格し、地域の課題解決に向けた活動をさらに推進しています。

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生徒たちの声

  • 「自ら課題を見つけ、解決に向け計画をし実行する取組みに興味があり入部。自分で作り上げたものをプレゼンすることで自己成長できると思った。」
  • 「当初はPROJECT TOYOの活動に興味がなかったが、今は誇りを持って活動している。色んな事を体験して学べ成長も感じている。」
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米の消費拡大を目指した商品開発

PROJECT TOYOは、米の消費拡大に向けた新たな商品開発にも取り組んでいます。国際情勢の影響による輸入小麦の高騰を受け、食料危機が注目される中、日本の主食である米の自給率の低さが課題となっています。

彼らは、米の魅力を広めることを目指し、自分たちが育てたお米を使った商品開発を進めています。その一環として、米粉を使ったうどんの開発を行っており、2024年春頃から一般販売を予定しています。

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新しいふるさと納税返礼品の紹介

2024年4月より、兵庫県のふるさと納税に新たに加わる返礼品として、東洋大学附属姫路高等学校の「PROJECT TOYO」が開発したアイスクリームが登場します。このアイスクリームは、地元で栽培・収穫された素材を使用しており、製造は兵庫県佐用町の「あいす工房さなえ」が担当しています。

返礼品には、以下の6種類のアイスクリームが含まれます。

商品名 内容
苺のおいしいシャーベット 130ml(添加物不使用、さわやかな甘み)
苺のおいしいジェラート 130ml(果肉入り、濃厚な味わい)
ローズマリージェラートチョコ 130ml(ハーブの香りを感じる)
ローズマリーシャーベット紅茶 130ml(新鮮な味わい)
さつまいもアイスバニラ 130ml(地元農家のさつまいも使用)
さつまいもアイスきなこ 130ml(佐用町特産のもち大豆使用)

これらの商品は、地元の農業を支援し、地域活性化を図る一環として開発されました。生徒たちは、ネーミングやラベル、パッケージデザインに至るまでを一貫して手がけています。

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あいす工房さなえの取り組み

アイスクリームの製造を担当する「あいす工房さなえ」の店主、梅内克敏氏は、「若い人たちと一緒に地域のために取り組めることが何よりうれしい」と述べています。彼は生徒たちとのコミュニケーションを通じて、商品開発において積極的な意見交換が行われることを喜んでおり、今後も若い世代との関わりを大切にしていきたいと考えています。

あいす工房さなえは、2000年に開業し、地域の食材を活かした商品を提供しており、毎日並ぶジェラートは兵庫県佐用町産の牛乳や野菜、果物を使用しています。

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ひょうごHAQTSUプロジェクトの概要

「ひょうごHAQTSUプロジェクト」は、HAQTSUYA(大津屋・博報堂)・博報堂プロダクツ・朝日新聞社の4社共同コンソーシアムで、2024年4月より始動します。このプロジェクトは、兵庫県の魅力を最大限に引き出し、地域の隠れた価値を発掘することを目的としています。

兵庫県は「日本の縮図」と呼ばれ、様々な地域の魅力が凝縮されています。「兵庫はニッポンの宝庫」というキーワードのもと、各エリアの特性を生かした返礼品の開発に取り組んでいきます。

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まとめ

東洋大学附属姫路高等学校の「PROJECT TOYO」は、地域の課題解決に向けた活動を通じて、ふるさと納税の返礼品として新たな商品を開発しています。生徒たちの挑戦は地域活性化に寄与し、兵庫県の未来を支える取り組みとなることでしょう。今後の展開に注目です。

項目 内容
プロジェクト名 ひょうごHAQTSUプロジェクト
主な活動 地域の課題解決と新たな返礼品の開発
返礼品内容 アイスクリーム(苺、ローズマリー、さつまいもなど)
協力事業者 あいす工房さなえ
活動開始日 2024年4月

このように、地域に根ざした取り組みが進められている中、今後の活動に注目が集まります。