21世紀アカデメイア、4月から「マイ・カンパニー制度」導入で新たなキャリア教育を開始
ベストカレンダー編集部
2025年3月1日 10:26
マイ・カンパニー制度導入
開催日:4月1日

田坂広志学長が提唱する「マイ・カンパニー」とは
学校法人21世紀アカデメイアの田坂広志学長が、経済誌『Forbes JAPAN』の3月号に寄稿した論考では、現代社会における「3つの荒波」を乗り越える生き方として「マイ・カンパニー」を提言しています。この提言は、AI革命、人生百年、雇用崩壊という現代の厳しい状況に対する一つの解決策を示唆しています。
田坂学長は、かつては有名大学に入学し、有名企業に就職すれば人生が安定するとされていた時代は終わりを迎えたと述べています。AIの進化により知識労働者の仕事が奪われ、また人生百年時代を迎えたことで、転職が当たり前の時代となっています。このような変化に適応するためには、自己を企業化し、自分のキャリアを自ら設計することが求められています。

「マイ・カンパニー制度」の導入
21世紀アカデメイアでは、2024年4月から全国17校すべてに「マイ・カンパニー制度」を導入し、全学1万人の学生がこの新しい生き方を実践することを支援します。この制度は、学生が自らのキャリアを構築し、実践的な経験を積むことを目的としています。
具体的には、学生は自分自身を一つの企業として捉え、様々なプロジェクトに参加することで、実践的なスキルを身につけることができます。この取り組みは、学生が社会で求められる能力を育むだけでなく、自己のキャリアを主体的に形成する力を養うことにも繋がります。

「マイ・カンパニー」を実践するための要素
田坂学長は、現代において活躍する人材に必要な要素として、以下の3つを挙げています。
- 経歴: 多様な経験を持つことが重要であり、単一のキャリアパスにとらわれない柔軟性が求められます。
- 能力: 自己の専門性を高めつつ、他分野の知識やスキルを習得することが不可欠です。
- 意識: 自らのキャリアを主体的に設計する意識が、成功への鍵となります。
これらの要素を意識することで、学生は「マイ・カンパニー」という生き方を実現し、変化の激しい社会においても柔軟に対応できる人材へと成長することが期待されます。

田坂広志学長の経歴と業績
田坂広志学長は、東京大学を卒業し、同大学院で工学博士号を取得しました。彼は、総理大臣の特別顧問や内閣官房参与としても活躍しており、国際的な場でもその名を知られています。特に、世界の大統領や首相が集まるダボス会議のメンバーとしても知られ、幅広いネットワークを持っています。
また、田坂氏は国内外8600名の経営者やリーダーを育成してきた「田坂塾」の塾長でもあり、著書も多数執筆しています。彼の著書には、『田坂広志 人類の未来を語る』や『目に見えない資本主義』など、幅広いテーマにわたる内容が含まれています。

今後の展望と社会への提言
田坂学長は、2023年4月から学校法人21世紀アカデメイアの理事長・学長に就任し、2024年9月からはオンライン国際大学や国際シンクタンク、多文化教育の普及財団などとの連携を強化する予定です。これにより、21世紀アカデメイアはさらなる発展を目指し、学生に対して新しい学びの場を提供することを目指しています。
田坂学長の提言する「マイ・カンパニー」は、未来の社会において必要なスキルや考え方を学生に身につけさせるための重要なステップとなるでしょう。この取り組みは、学生が自らの道を切り開く力を育むだけでなく、社会に貢献する人材を育成することにも繋がります。

まとめ
内容 | 詳細 |
---|---|
提唱者 | 田坂広志学長(21世紀アカデメイア) |
提言内容 | 「マイ・カンパニー」という生き方 |
導入時期 | 2024年4月から全国17校で実施 |
対象学生数 | 全学1万人 |
必要な要素 | 経歴、能力、意識 |
以上の内容から、21世紀アカデメイアは「マイ・カンパニー」を通じて、変化の激しい社会に対応できる人材を育成することを目指しています。この取り組みは、学生のキャリア形成において重要な役割を果たすことが期待されます。
参考リンク: