4月24日開催!文系女子学生向けICTガールズデーイベントで未来を切り拓こう
ベストカレンダー編集部
2025年4月2日 13:19
ICTガールズデーイベント
開催日:4月24日

文系大学生のプログラミング・コンプレックスと国際ICTガールズ・デーイベントの開催
近年、プログラミング教育の必修化が進んでいます。2017年の新学習指導要領により、小学校では2020年度から、中学校では2021年度からプログラミング教育が必修化され、さらに2025年度からは大学入学共通テストに「情報I」が加わる予定です。このような教育課程の変化に直面している文系大学生を対象に、国際NGOプラン・インターナショナルが調査を実施しました。その結果、文系大学生の71.8%がプログラミングのようなITスキルを学ぶことに心理的ハードルを感じていることが明らかになりました。
この調査は、プログラミング必修化前の最後の世代である文系大学生を対象に行われ、彼らが抱える「プログラミング・コンプレックス」について詳しく分析されています。プラン・インターナショナルは、教育課程の変化による影響や意識を明らかにし、キャリアへの影響についても触れています。

調査結果の概要
調査結果は以下のようにまとめられています。
- プログラミング・コンプレックスの実態
文系大学生の71.8%がプログラミングのようなITスキルを学ぶことに心理的ハードルを感じていることが示されました。また、プログラミング教育が必修化された世代に対して、「自分の世代が置いていかれているのではないか」と不安を抱く学生が多いことも分かりました。 - キャリアへの影響に関する意識
小中学生の頃にプログラミングを学んでいないことが、就職活動やキャリアに影響を与えると考える文系大学生は55.6%に達しています。また、47.1%の学生が「もしプログラミングが必修科目だったら進路が変わっていたかもしれない」と回答しています。 - プログラミング学習意欲
現在、過半数の53.9%の文系大学生が「プログラミングのようなITスキルを学びたい」と考えており、学ぶことで「幅広い職業選択が可能になる」と感じている学生が多いことが分かりました。

プログラミング・コンプレックスの実態
調査では、2025年時点の文系大学生がα世代に対して抱く感情が明らかになりました。多くの学生が、α世代が社会に出ることで職場のデジタル化が進むことや、下の世代の考えに刺激を受けることに対してポジティブな期待を持っています。しかし同時に、自分たちが置いていかれそうで不安を抱く学生も多く、心理的なハードルが存在することが分かりました。
文系大学生の中には、プログラミングの習得に対する必要性を感じながらも、学び直しに踏み出せない現状があることも課題です。これにより、「プログラミング・コンプレックス」と呼ばれる意識が生まれていると考えられます。

キャリアへの影響に関する意識
次に、キャリアや進路に与える影響について調査が行われました。小中学生の頃にプログラミングを学んでいないことが、就職活動やキャリアに影響を与えると考える文系大学生は55.6%に達しました。さらに、47.1%の学生が「もしプログラミングが必修科目だったら進路が変わっていたかもしれない」と回答しています。
この結果から、プログラミングのようなITスキルを学ぶ機会がなかったことが、キャリア選択において重要な要素であると認識されていることが分かります。

プログラミング学習意欲
調査の結果、文系大学生の53.9%が「プログラミングなどのITスキルを学びたい」と考えていることが分かりました。彼らは、ITスキルを習得することで「ITやデジタル分野に強くなる」ことや、「幅広い職業選択が可能になる」といったポジティブな将来像を描いています。
また、プログラミングの習得によって、理系企業など就職先の選択肢が広がると考える学生も56.9%に達しており、学びたいという意欲が高まっていることが伺えます。

国際ICTガールズ・デーイベントの開催
プラン・インターナショナルは、国際ICTガールズ・デーに合わせて、2025年4月24日(木)に文系女子学生向けイベント『ICTを味方につけて、私の未来をひらく』を開催します。このイベントは、プログラミング必修化前最後の世代である女子学生を対象に、デジタルや理系分野に対するバイアスを軽減し、自分の好きなことに挑戦できる環境を後押しすることを目的としています。
イベントには、タレントの高山一実さんがゲストとして参加し、「妹世代へのエールと私のICT体験」をテーマにしたスペシャルトークセッションが行われます。また、プログラミングワークショップやICT関連企業による対談コンテンツも予定されており、参加者はICTの魅力を学ぶ機会が提供されます。

イベント概要
以下は、イベントの概要です。
名称 | 文系女子学生向けイベント『ICTを味方につけて、私の未来をひらく』 |
---|---|
日時 | 2025年4月24日(木)17:00〜19:30(受付開始:16:30〜) |
会場 | P.O.南青山ホール(東京都港区南青山2-5-17 POLA青山ビルディング 地下1階) |
ゲスト | 高山一実 |
参加費 | 無料 |
定員 | 90名 |
お申込みフォーム | こちらからお申し込みください |

調査概要と国際ICTガールズ・デーについて
本調査は、2025年時点の現役文系大学生を対象に行われ、1,034人からの回答を得て、調査期間は2025年2月18日から3月6日までのインターネット調査です。調査結果を利用する際は、「プラン・インターナショナル調べ」との表記が必要です。
国際ICTガールズ・デーは、国連が定めた国際デーの一つで、女の子や女性が情報通信技術(ICT)分野での研究やキャリアを検討し、奨励することを目的とした世界的な取り組みです。毎年4月の第4木曜日に開催されます。
まとめ
文系大学生の多くがプログラミング教育の必修化に対して心理的ハードルを感じている一方で、学びたいという意欲を持っていることが調査から明らかになりました。また、国際ICTガールズ・デーイベントを通じて、女子学生がICT分野に興味を持ち、キャリアの選択肢を広げる機会が提供されます。
以下に、本記事で紹介した内容をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
調査対象 | 2025年時点の現役文系大学生 |
プログラミング・コンプレックス | 71.8%が心理的ハードルを感じている |
キャリアへの影響 | 55.6%が影響があると考えている |
学習意欲 | 53.9%がプログラミングを学びたいと考えている |
イベント名 | 『ICTを味方につけて、私の未来をひらく』 |
開催日 | 2025年4月24日(木) |
このように、プログラミング教育の必修化に伴う文系大学生の意識やキャリアへの影響が明らかになり、今後の教育課程における取り組みが期待されます。
参考リンク: