高畑勲監督『赤毛のアン』特別版が5月30日から全国で2週間限定上映
ベストカレンダー編集部
2025年4月3日 14:48
赤毛のアン上映
開催期間:5月30日〜6月13日

高畑勲 脚本・監督作品『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』のリバイバル上映決定
日本アニメーション創業50周年を記念し、高畑勲が脚本・監督を務めた名作『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』が、2025年5月30日(金)より全国で2週間限定のリバイバル上映を行うことが決定しました。この上映は、国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービスであるFilmarks(フィルマークス)が主催するリバイバル上映プロジェクトの一環として実施されます。
ルーシー・モード・モンゴメリ作の『赤毛のアン』は、出版から100年以上の時を経てもなお、世界中で愛されている児童文学です。昨年はモンゴメリの生誕150年を迎え、その影響もあり『赤毛のアン』のリバイバルが盛り上がりを見せています。この機会に、1979年から放送された全50話のテレビシリーズの中から1〜6話を特別編集したこの作品を、ぜひ劇場のスクリーンで体験していただきたいと思います。

作品の背景と制作陣
『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』は、1979年に放送されたテレビアニメシリーズの編集版で、高畑勲監督が自ら監修した特別なバージョンです。1989年に再編集されたものの、正式な公開には至らず、2010年に三鷹の森ジブリ美術館での上映が実現しました。今回のリバイバル上映は、公開から15周年を迎えることを記念して、さらに規模を拡大して行われます。
この作品の制作には、日本のアニメーション史に名を刻むレジェンドたちが集結しています。監督は高畑勲、画面構成は宮崎駿、作画監督は近藤喜文、美術監督は井岡雅宏と、豪華な顔ぶれが揃っています。作品中では、持ち前の空想力でどんな困難な状況も楽しむことができる少女アンの姿が描かれ、彼女の視点を通して美しい自然が鮮やかに表現されています。

上映情報と劇場リスト
『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』の上映は、2025年5月30日(金)から2週間限定で行われます。全国66館での上映が予定されており、公開劇場は順次追加される予定です。なお、上映日や上映期間は劇場によって異なるため、事前に確認が必要です。
以下は、主要な上映劇場のリストです:
- 北海道: 札幌シネマフロンティア、イオンシネマ旭川駅前
- 青森: イオンシネマ新青森
- 宮城: MOVIX仙台
- 東京: 新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズ、YEBISU GARDEN CINEMA、アップリンク吉祥寺など多数
- 大阪: なんばパークスシネマ、イオンシネマ シアタス心斎橋など
- 福岡: イオンシネマ福岡、KBCシネマ、小倉コロナシネマワールドなど
チケット価格は、大人1,600円、高校生以下1,000円となっており、各種サービスデーや他の割引サービスは利用できません。また、プレミアムシート等により料金が異なる場合があります。

作品情報とあらすじ
『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』は、2010年に制作された日本のアニメーション作品で、上映時間は100分です。監督は高畑勲が務め、脚本には高畑勲、千葉茂樹、磯村愛子、神山征二郎が参加しています。場面設定や画面構成は宮崎駿が手掛け、キャラクターデザインと作画監督は近藤喜文が担当しています。
声の出演には、山田栄子や北原文枝、槐柳二、羽佐間道夫などの実力派声優が揃い、作品に深みを与えています。
あらすじは、1908年に出版されたルーシー・モード・モンゴメリーの「赤毛のアン」を原作に、孤児院からカスバート家に引き取られた少女アンが、プリンスエドワード島の美しい自然の中で自分の居場所を見つけていくまでの物語です。

Filmarksリバイバルについて
Filmarksリバイバルは、過去の名作に新たな光を当て、映画館で鑑賞する機会を増やすことを目的としたプロジェクトです。映画文化を未来の世代へ伝える活動を行っており、今回の『赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~』の上映もその一環として位置づけられています。
詳細情報は公式X(@Filmarks_ticket)で随時発表される予定です。
項目 | 詳細 |
---|---|
作品名 | 赤毛のアン ~グリーンゲーブルズへの道~ |
公開日 | 2025年5月30日(金)から2週間限定 |
上映劇場数 | 66館(順次追加予定) |
チケット価格 | 大人1,600円/高校生以下1,000円 |
監督 | 高畑勲 |
制作年 | 2010年 |
上映時間 | 100分 |
今回のリバイバル上映は、アニメーションの名作を劇場で再体験できる貴重な機会です。高畑勲監督の繊細な演出や、モンゴメリの物語がどのように映像化されているのか、ぜひ劇場でご確認いただきたいと思います。
参考リンク: