2025年4月13日から始まる大阪・関西万博でのセブン‐イレブンのプラスチック資源循環
ベストカレンダー編集部
2025年4月4日 09:42
万博プラスチック循環
開催期間:4月13日〜10月13日

大阪・関西万博におけるプラスチックの資源循環に関する取り組み
2025年4月3日、三井物産株式会社と三菱ケミカル株式会社は、2025年4月13日に開幕する大阪・関西万博に出店する株式会社セブン‐イレブン・ジャパンの店舗において、使用・排出されるプラスチックの資源循環に共同で取り組むことを発表しました。この取り組みは、環境保護の観点から非常に重要な意味を持ちます。
大阪・関西万博は、国内外から多くの来場者が見込まれる大規模なイベントであり、そこでのプラスチックの資源循環を通じて、環境への配慮を促進することを目的としています。具体的には、万博会場内のセブン‐イレブン2店舗において、使用されるプラスチック製食品容器やトレーなどを回収し、再資源化を図る計画です。

プラスチック回収のプロセス
本取り組みでは、セブン‐イレブンの各店舗に設置されるプラスチック回収ボックスを利用して、使用済みのプラスチック製品を回収します。その後、回収されたプラスチックは選別・処理され、ケミカルリサイクルによって油化されます。このプロセスを通じて、回収されたプラスチックは各種プラスチック製品として再生されることが目指されています。
具体的な役割分担については、三井物産が回収されたプラスチックの買い取りや回収スキームの構築を担当し、三菱ケミカルは茨城県神栖市に新設される油化プラントにて、回収されたプラスチックを処理し再資源化を行います。このように、両社が連携することで、効率的な資源循環を実現します。

ケミカルリサイクルの概要
ケミカルリサイクルとは、プラスチックを化学的に処理し、再利用可能な原料に戻すプロセスを指します。具体的には、プラスチックを高温で分解し、油やガスに変換することで、新たなプラスチック製品の原料として使用できるようになります。この技術は、従来のリサイクル方法に比べて、より多くの種類のプラスチックを再利用可能にすることができ、環境負荷の低減に寄与します。
以下は、ケミカルリサイクルのプロセスの概要です。
ステップ | 内容 |
---|---|
1 | プラスチックの回収 |
2 | 選別・処理 |
3 | 油化プロセス |
4 | 再資源化 |
環境への配慮と行動変容の促進
大阪・関西万博においては、プラスチックの資源循環を体験する機会が提供され、来場者に対して環境配慮の重要性を伝えることが期待されています。特に、店舗内のデジタルサイネージを通じて本取り組みの紹介動画を発信する予定であり、来場者が直接的にこの取り組みを目にすることで、行動変容を促す狙いがあります。
このような取り組みを通じて、参加者はプラスチックのリサイクルや資源循環のプロセスを理解し、日常生活における環境への配慮を促進する意識を高めることができるでしょう。
まとめ
2025年4月13日から10月13日までの間、大阪・関西万博においてセブン‐イレブンが展開するプラスチックの資源循環に関する取り組みは、環境保護に向けた重要なステップです。以下のポイントをまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
取り組みの目的 | プラスチックの資源循環を通じて環境配慮を促進 |
回収方法 | 店舗内のプラスチック回収ボックスを利用 |
再資源化プロセス | ケミカルリサイクルによる油化 |
実施期間 | 2025年4月13日~10月13日 |
このような取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けて一歩踏み出すことが期待されています。プラスチックの資源循環に関する情報は、今後も注目されるでしょう。
参考リンク: