ソニー損保、2025年5月に降雹アラートサービスを開始し車両被害を未然に防ぐ
ベストカレンダー編集部
2025年4月15日 14:26
降雹アラート開始
開催日:5月1日

降雹アラートサービスの提供開始について
ソニー損害保険株式会社(以下「ソニー損保」)は、2025年5月より、自動車保険の契約者向けに「降雹アラートサービス」の提供を開始することを発表しました。このサービスは、株式会社ウェザーニューズ(以下「ウェザーニューズ社」)が提供する降ひょうの予測データを活用し、降ひょうのリスクが高まった際に事前にメールでお知らせするものです。
ソニー損保は、”価値ある「違い」で安心と感動を”というビジョンを掲げており、このサービスを通じてお客様に安心を提供し、ひょうによる被害を未然に防ぐことを目指しています。

サービスの背景と目的
近年、全国各地で大規模なひょう災が相次いで発生しています。一般的なひょうのサイズは約10mmですが、時にはゴルフボールほどの大きさのひょうが降ることもあり、これにより車の窓ガラスが割れたり、車体全体に傷がつくなどの重大な被害が確認されています。
ひょうによる損害は、車両保険を契約していない場合、修理費が全額自己負担となります。一方、車両保険を契約している場合でも、保険金を受け取ることができるものの、翌年の保険料が高くなるため、契約内容に関わらず多くのお客様に経済的な負担が生じます。また、ひょうは局地的に降るため、大規模なひょう災が発生した場合、地域の修理工場へ修理依頼が集中し、修理完了までに長期間かかることもあります。
こうした状況を受け、ソニー損保は降ひょうの可能性がある地域を早期に検知し、被害を回避・軽減するために有用な情報をお客様に前もってお知らせする「降雹アラートサービス」を開始することとなりました。

降雹アラートサービスの概要
このサービスは、ウェザーニューズ社から取得する気象データ提供サービス「WxTech(R)」の「ひょうリスク予測API」を基に、降ひょうが予測される市区町村にお住まいの自動車保険契約者へ前日夜にアラートメールを配信します。
アラートメールでは、降ひょうのリスクに加え、被害を回避するための具体的な方法も案内します。さらに、車両保険を契約しているお客様には、被害が発生した場合にスムーズに保険金を請求できるよう、ウェブサイトやLINEによる事故受付についての案内メールを翌日にお送りします。
降雹アラートサービスの具体的な機能
- 降ひょうリスクの事前通知
- 被害回避の具体的な方法の提示
- 事故受付の案内メールの配信
これにより、ソニー損保はお客様の車両をひょうの被害から守るためのサポートを行います。
ウェザーニューズ社の概要
ウェザーニューズ社は1986年に創業した、世界最大級の気象情報会社です。「いざという時、人の役に立ちたい」という理念のもと、交通、建設、保険、農業など多岐にわたる分野に専門的な気象情報を提供しています。気候変動の影響による災害リスクから日常の気象情報まで幅広く対応し、企業の安全対策や生産性向上を支援しています。
また、個人向けには4,500万ダウンロードを達成したお天気アプリ「ウェザーニュース」を通じて、予報精度No.1の天気予報を提供しています。
今後の展開
2025年9月頃からは、前日夜のアラートに加えて当日朝にも最新の気象予測情報に基づいたアラートメールを配信する予定です。これにより、お客様の確実な回避行動を後押しすることを目指します。
サービス開始後も定期的にお客様アンケートを実施し、アラートメールの配信タイミングや内容の見直しを行うことで、より良いサービスの提供に努めてまいります。
ソニー損保は、災害や防災・減災に関する情報提供を通じて社会課題の解決に貢献するためのサービス開発にも取り組んでいきます。
まとめ
サービス名 | 提供開始日 | 対象者 | 主な機能 |
---|---|---|---|
降雹アラートサービス | 2025年5月 | 自動車保険契約者 | 降ひょうリスクの通知、被害回避方法の案内、事故受付の案内 |
このように、ソニー損保が提供する「降雹アラートサービス」は、降ひょうによる被害を未然に防ぐための重要な取り組みとして注目されます。今後のサービスの展開にも期待が寄せられます。
参考リンク: