岡山大学が10月11日に星空観察会2024を開催、中学生と家族が宇宙を体験

星空観察会2024

開催日:10月11日

星空観察会2024
星空観察会ってどんなイベントなの?
岡山大学が主催する星空観察会では、中学生とその家族が月や惑星を観察し、宇宙の魅力を体験できるイベントです。
どんな天体が観察できたの?
星空観察会では、月面のクレーター、木星のしま模様と衛星、土星の輪、アンドロメダ銀河などが観察されました。
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岡山大学総合技術部が「星空観察会2024」を開催

国立大学法人岡山大学は、2024年11月3日、津島キャンパスの自然科学研究科棟屋上にある天体観測施設において、中学生とその家族を対象とした「星空観察会2024」を開催しました。このイベントは、国立大学法人岡山大学の技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部が主催し、参加者に宇宙の魅力を体験してもらうことを目的としています。

当日は、12家族31人が参加し、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(理)のはしもとじょーじ教授の協力のもと、総合技術部教育支援技術課の藤原貴生技術専門職員が講師を務めました。参加者は、星空観察を通じて天体の観察方法や宇宙の不思議について学ぶことができました。

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観察会の内容と成果

観察会は、参加者への開会のあいさつから始まり、藤原技術専門職員による観察する天体や設備についての説明が行われました。観察には、天体ドームに設置された35cm望遠鏡が使用され、月、木星、土星の観察が実施されました。

この日の天候は良好で、参加者は以下のような天体を観察しました:

  • 月面のクレーター
  • 木星のしま模様と4つの衛星
  • 土星の輪

さらに、ドーム外にはデジタルカメラとモニタが設置され、肉眼ではぼんやりとしか見えないアンドロメダ銀河や二重星団などの天体をデジタルカメラで撮影し、モニタで拡大して観察することができました。また、ライトアップされた岡山城も観察でき、参加者は秋の夜空とともに美しい景色を楽しみました。

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参加者の声とイベントの意義

今回の観察会は、昨年度に引き続き中学生とその家族を対象としたものであり、昨年の申し込み数を上回る結果となりました。参加者からは多くの熱心な質問が寄せられ、好評を博しました。初めて参加したテクニカルリサーチャー(TR)の門脇唯菜さんは、「現在研究で月面探査ロボットの制御に取り組んでいるため、月がきれいに見え身近に感じることができて嬉しかったです。とても貴重な体験をすることができました」とコメントしています。

総合技術部本部長を務める佐藤法仁副理事は、「いつも見上げる夜空は、宇宙につながっていることは誰もが知ることですが、実際の目で惑星や星を観察することで『宇宙を触れた』というワクワク・ドキドキ感は高鳴るものだと思います」と述べ、技術から次世代の人材を育成することの重要性を強調しました。

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今後の活動と地域貢献

岡山大学総合技術部は、地域貢献や科学啓発活動を学内外で積極的に実施しています。特に次世代を担う子どもたちが楽しく科学に触れられるテーマを取り上げた体験教室を精力的に行い、地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たしています。今後もこのような取り組みを通じて、地域社会と連携しながら科学教育の普及に努めていく予定です。

岡山大学の技術職員たちは、次世代の科学者や技術者を育成するため、さまざまなイベントを企画・実施し、地域の子どもたちに科学の楽しさを伝えています。これにより、岡山大学は地域社会においても重要な役割を果たすことが期待されています。

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観察会の概要と参加者の体験をまとめる

項目 内容
開催日 2024年10月11日
開催場所 岡山大学津島キャンパス 自然科学研究科棟屋上 天体観測施設
参加者数 12家族31人
観察対象天体 月、木星、土星、アンドロメダ銀河、二重星団
講師 藤原貴生技術専門職員

今回の「星空観察会2024」は、参加者にとって貴重な体験となり、宇宙の神秘に触れる機会を提供しました。岡山大学は今後もこのような活動を通じて、地域社会とのつながりを深め、科学教育の重要性を広めていくことが期待されています。

参考リンク: