ツルハホールディングスが2月5日にデータクリーンルームを構築!プライバシーを守る新技術

ツルハDCR構築

開催日:2月5日

ツルハDCR構築
ツルハデータクリーンルームって何?
ツルハデータクリーンルームは、ユーザーのプライバシーを保護しつつ、顧客分析や広告配信を安全に行うための環境です。
データクリーンルームのメリットは?
データクリーンルームは、個人を特定せずにデータ活用を可能にし、購買傾向分析や精度の高い広告配信を実現します。

ツルハホールディングスがデータクリーンルームを構築

2025年2月5日、株式会社アドインテは、株式会社ツルハホールディングスと協業し、日本の流通小売業として初となる「ツルハデータクリーンルーム(DCR)」を構築したことを発表しました。この取り組みは、ユーザーのプライバシーを保護しながら、顧客分析や広告配信を安全な環境で行うことを目指しています。

近年、3rd party Cookie(サードパーティクッキー)の利用に対する規制が強化されており、プライバシー保護の観点からデータビジネスに携わる企業や広告主に大きな影響を与えることが予測されています。特に、デジタル広告においてはターゲティング精度の向上や効果測定が困難になる一方で、ブランド育成に必要な顧客生涯価値(LTV)向上を図るためには、自社データだけでなく他社データとの連携が求められています。

【業界初】ツルハホールディングスが、日本の流通小売業として初のツルハデータクリーンルームを構築! 画像 2

データクリーンルームの重要性

個人情報保護の観点から、他社とのデータ連携には制約が多い中で、データクリーンルームはプライバシーに配慮しつつ自社データの分析を進める手法として注目されています。このサービスにより、広告主であるブランドメーカーは、自社が保有するデータとツルハグループが保有するデータをセキュアな環境で突合し、高度な顧客分析や精度の高い広告配信を実現することが可能となります。

具体的な活用イメージとしては、ツルハグループの顧客データを基に、広告主が自社キャンペーンの効果を測定することや、購買傾向を分析することが挙げられます。これにより、広告主はより的確なマーケティング戦略を立てることができ、効果的な広告配信が実現します。

【業界初】ツルハホールディングスが、日本の流通小売業として初のツルハデータクリーンルームを構築! 画像 3

ツルハデータクリーンルームの特長

ツルハデータクリーンルームの特長は以下の通りです。

  • 個人を特定せずにデータ活用が可能
    ツルハグループの全国約2,636店舗(2024年11月15日現在)における顧客の来店や購買情報を利用し、匿名性を担保しながらデータを可視化することができます。
  • 購買傾向分析や広告配信が可能
    ツルハグループが保有するデータと広告主が保有するデータをセキュアな環境で掛け合わせることで、実際の購買行動を分析し、より精度の高い広告配信を実現します。

このように、ツルハデータクリーンルームは、広告主のニーズに応じたデータ分析を行うための強力なツールとなることが期待されています。

今後の展望とアドインテの役割

アドインテは、ツルハグループと連携し、ユーザー体験向上を目的としたリテールメディアの開発・運用を進めていく方針です。また、新たなプロダクト開発やサービス強化にも取り組むことで、販促DX支援の強化を図ります。

さらに、ブランドメーカーのマーケティング活動においても、1st Party Dataを活用した精度の高い広告施策の実現を目指していくとしています。これにより、ブランドメーカーは自社のマーケティング戦略をさらに強化することができるでしょう。

会社情報とお問い合わせ先

株式会社アドインテは、2009年4月に設立され、流通小売DX支援、リテールメディアの開発・運用、O2O・OMOマーケティングなどを手掛けています。所在地は京都府京都市下京区で、代表取締役は十河慎治氏です。

詳細な情報やお問い合わせについては、以下の情報をご参照ください。

会社名
株式会社アドインテ
設立
2009年4月
代表者
代表取締役 十河慎治
URL
https://adinte.co.jp/
所在地
〒600-8441京都府京都市下京区新町通四条下る四条町347-1CUBE西烏丸7F
事業内容
流通小売DX支援/リテールメディア開発・運用/O2O・OMOマーケティング

本リリースに関するお問い合わせは、株式会社アドインテの管理部 照山までご連絡ください。電話番号は075-342-0255、メールはこちらからご確認いただけます。

まとめ

ツルハホールディングスが構築した「ツルハデータクリーンルーム」は、ユーザーのプライバシーを守りながら、広告主が安全にデータを分析できる環境を提供します。この取り組みにより、広告主は自社データとツルハグループのデータを結びつけ、より精度の高いマーケティング施策を展開することが可能になります。

以下の表に、本記事で紹介した内容を整理しました。

項目 内容
サービス名 ツルハデータクリーンルーム(DCR)
目的 ユーザーのプライバシーを保護しつつ、顧客分析や広告配信を安全に行う
特長 個人を特定せずにデータ活用、購買傾向分析や広告配信が可能
会社名 株式会社アドインテ
設立年 2009年4月

このように、ツルハデータクリーンルームは、流通小売業における新たなデータ活用の可能性を広げるものであり、今後の発展が期待されます。