早稲田大学と松下政経塾が4月17日より提携講座「政治の世界」を開講
ベストカレンダー編集部
2025年3月16日 11:41
政治の世界講座開講
開催日:4月17日

早稲田大学政治経済学部と松下政経塾が提携講座「政治の世界」を開講
公益財団法人 松下幸之助記念志財団 松下政経塾と早稲田大学政治経済学部(学部長:鎮目 雅人氏)は、2025年4月17日から全14回にわたり、提携講座「政治の世界」を開講します。この講座では、政治・公共経営の分野で活躍する松下政経塾卒塾生を講師として迎え、グローバル化が進む現代において「国家経営」のために必要なリーダーシップについて考察します。
本講座は、国境を越えて解決すべき課題が山積している今の時代において、日本が直面する高齢化や人口減少、安全保障といった様々な問題に対処するためのリーダー育成を目指しています。松下幸之助が理想とした「物と心の繁栄を通じた、平和で幸福な社会」の実現には、国家百年の計を創り実践するリーダーが必要であるとされています。

講座の背景と目的
松下政経塾は、国際的な視野に立ち、日本の経営理念やビジョンの探求を行い、真の指導者を育成することを目的としています。自修自得と現地現場での研修を通じて、様々な分野で活躍するリーダーを輩出してきました。
早稲田大学政治経済学部は、学問の独立と自律的な市民社会の確立を目指し、経済学との連携を強化しています。建設的な批判精神を持ち、国際・政治・経済・言論・公務など多様な分野で活躍できるリーダーの養成を目指しています。このような背景から、両者は提携し、困難な21世紀の「国家経営」に必要なリーダーシップを検討し、理念や方策を探求する人材を育成することを目的としています。

提携講座「政治の世界」の概要
この講座は、国家運営がますます困難になっている現代において、政治家がどのような視点で国家の舵取りを行っているのかを探るものです。具体的には、国家経営の観点から、政治の世界での経験が豊富なゲストを招き、今日の政治や行政が直面する問題を共に考察します。
以下に提携講座「政治の世界」の詳細を示します。
- 講座名:政治の世界
- 担当教員:早稲田大学政治経済学術院 日野 愛郎 教授
- コーディネーター:未来政治経済研究所 松原 直輝
- 対象:早稲田大学に在籍する学部生(学部・学年を問わず)
- 登壇予定講師:
- 野田佳彦 (立憲民主党代表 衆議院議員)
- 鈴木淳司 (前衆議院議員)
- 前田正子 (甲南大学マネジメント創造学部教授)
- 田辺信宏 (前静岡県静岡市長)
- 井戸正枝 (元衆議院議員 ジャーナリスト)
- 金子一也 (松下政経塾 顧問)
- 白井智子 (株式会社こども政策シンクタンク 代表取締役)
- 金子将史 (株式会社PHP研究所 取締役常務執行役員)
- 松下玲子 (衆議院議員)
- 安田壮平 (鹿児島県奄美市長)
- 山中啓之 (千葉県松戸市議)
- 宗野創 (衆議院議員)
講座への期待と学生の声
担当教員の日野愛郎教授は、「この授業は政治を志す多くの学生に受講してほしい」と述べています。政治との繋がりは身近にあり、その見え方はライフステージに応じて変わるため、政治の世界で活躍する先輩の話を聞くことは貴重な経験です。この講座を通じて、学生が公共やリーダーシップのあり方について考えるきっかけとなることを期待しています。
昨年度の授業を受講した学生からは、以下のような感想が寄せられました。
- 「実際に政治の世界の第一線で活躍されている方から直接講義を受けることができ、理論と実践の繋ぐ講座としてとても貴重な場所だった。」
- 「政治の世界というと縁遠いように感じていたが、実際にNPO法人や経営者など、志を実現することが目的であることを学びました。」
- 「大学の授業では政治学について学ぶことが多く、実際の政治の現場について知る機会がなかったため、新鮮かつ刺激的だった。」
まとめ
早稲田大学政治経済学部と松下政経塾による提携講座「政治の世界」は、国家経営に必要なリーダーシップを考察し、実践的な知見を得る貴重な機会です。講師陣には、政治の第一線で活躍する多くの卒業生が名を連ねており、学生にとっては貴重な学びの場となるでしょう。
以下に、講座の内容を整理した表を示します。
項目 | 詳細 |
---|---|
講座名 | 政治の世界 |
担当教員 | 日野 愛郎 教授 |
対象 | 早稲田大学の学部生 |
講義回数 | 全14回 |
登壇講師 | 野田佳彦、鈴木淳司、前田正子など |
この講座は、政治に関心を持つ学生にとって、貴重な経験となることでしょう。国家経営やリーダーシップについての理解を深めるための良い機会です。
参考リンク: