2027年春開業予定、星が丘ボウル跡地開発プロジェクトの詳細が明らかに

星が丘跡地開発

開催日:3月1日

星が丘跡地開発
星が丘ボウル跡地プロジェクトって何?
名古屋市千種区の星が丘ボウル跡地で進行中の街区開発プロジェクトで、商業、学術、住居、広場を一体的に整備します。
プロジェクトの完成予定はいつ?
一期工区は2027年春、二期工区は2028年4月に開業予定です。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」の概要

2025年3月25日、東山遊園株式会社は名古屋市千種区における「星が丘ボウル」跡地を利用した新たな街区開発「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」の進展を発表しました。このプロジェクトは、商業、学術、住居、広場の機能を一体的に整備することで、地域の魅力を高めることを目的としています。

プロジェクトは二期に分かれて進行されており、一期工区では複合ビルの新設とともに、大学施設の整備が行われる予定です。具体的には、星が丘テラスの増床を含む商業施設や名古屋市直営の新しい図書館が設置され、2027年春の開業を目指しています。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」一期工区の施設一部決定と二期工区の住宅ブランド決定について 画像 2

一期工区の施設内容

一期工区では、以下のような施設が計画されています。

  • 星が丘 蔦屋書店(仮称)
  • 複合ビルの1-2階に位置し、知的好奇心を刺激するライフスタイル提案型の書店です。書籍や雑貨、イベントを通じて文化的感性を育む空間を提供します。

  • 星が丘図書館(仮称)
  • 複合ビルの3-4階に設置される新しいタイプの図書館で、名古屋市初の「アクティブライブラリー」として、多様な人々が集まる交流の場を目指します。

  • 大学施設(椙山女学園)
  • 新棟は「Cross Gate」をテーマに、地域の人々と学生が交流できるスペースを提供します。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」一期工区の施設一部決定と二期工区の住宅ブランド決定について 画像 3

星が丘 蔦屋書店(仮称)の詳細

この書店は、知識や経験をもつコンシェルジュが独自の提案力を発揮し、訪れる人々に新たなライフスタイルのヒントを提供します。文化的な出会いを通じて、新しいコミュニティの創出を目指します。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」一期工区の施設一部決定と二期工区の住宅ブランド決定について 画像 4

星が丘図書館(仮称)の特徴

この図書館は、従来の図書館とは異なり、利用者が自由に過ごせる空間を提供します。子どもから大人までが楽しむことができるフロアが設けられ、地域のニーズに応じた情報発信やユニークなイベントも計画されています。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」一期工区の施設一部決定と二期工区の住宅ブランド決定について 画像 5

二期工区の計画

二期工区では、住宅棟やさらなる商業施設の整備が進められます。特に、二期B区では、東急不動産株式会社と名鉄都市開発株式会社が共同で環境先進マンション「BRANZ(ブランズ)」を開発することが決定しました。

このマンションは、地域の生物多様性に配慮した住環境を提供し、持続可能な生活を支援するための新たな仕組みを導入します。具体的には、2024年度のグッドデザイン賞に選定された「GREEN AGENDA for BRANZ」が実施される予定です。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」一期工区の施設一部決定と二期工区の住宅ブランド決定について 画像 6

プロジェクトのコンセプト

本プロジェクトは、「商」「学」「広場」「住」を一体として開発することを目指しています。開発コンセプトは「New nature, new me」とされ、自然と触れ合い、自己実現を図る街づくりが進められます。

また、デザインコンセプトは「Well-being」として、心が動かされる瞬間やホッとする風景を重視し、アイコニックでヒューマンスケールな空間が創出されます。さらに、地域の特性を活かした植栽計画も進められ、地域全体で育てる緑をテーマにしたランドスケープが整備されます。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」一期工区の施設一部決定と二期工区の住宅ブランド決定について 画像 7

敷地概要と建物概要

プロジェクトの敷地面積は、全体で18,510.24㎡となっており、一期A区は11,254.35㎡、二期B区は4,811.49㎡です。建ぺい率は80%、容積率は300%に設定されています。

一期A区の建築面積は新築部分が3,567.62㎡、延床面積は16,873.83㎡です。二期B区では新築部分の建築面積が2,905.70㎡、延床面積が19,707.21㎡となります。

「(仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト」一期工区の施設一部決定と二期工区の住宅ブランド決定について 画像 8

東山遊園株式会社について

東山遊園株式会社は、1947年に設立され、星が丘エリアの街づくりを通じて地域社会に貢献してきました。「星降る丘へ」というビジョンのもと、文教地区や公園緑地、住宅街、商業集積が交わる星が丘の特性を生かし、持続可能なコミュニティの創造を目指しています。

これからも、地域の人々に新たな発見と温かい交流を提供する場を創出し、星が丘の魅力を高めていくことを目指しています。

項目 内容
プロジェクト名 (仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト
所在地 名古屋市千種区星が丘元町16-45
一期工区開業予定 2027年春
二期工区開業予定 2028年4月
敷地面積 18,510.24㎡
建ぺい率 80%
容積率 300%

このように、星が丘ボウル跡地プロジェクトは地域の活性化を目指し、商業、学術、住居が融合した新たな街づくりを進めています。今後の進展が期待されるプロジェクトです。