德永葵の新作展「寝て起きてまた寝る」が4月1日から京都で開催!
ベストカレンダー編集部
2025年3月27日 15:15
德永葵新作展
開催期間:4月1日〜4月24日

德永葵の新作展「寝て起きてまた寝る」について
京都 蔦屋書店では、2025年4月1日(火)から4月24日(木)の間、德永葵の新作展「寝て起きてまた寝る」を開催します。この展覧会は、西洋絵画をベースとした緻密な背景描写と、日本の漫画表現による平面的なキャラクターの図像を融合させた独自の世界観を構成しています。
德永葵は1999年に生まれ、現在は鹿児島を拠点に活動しています。彼女は京都市立芸術大学在学中から、独自の表現手法を用いて作品を制作してきました。今回の展示では、故郷である鹿児島の風景を背景にした新作6点が発表され、地方都市に流れる緩やかな時間や、日常の感覚を表現しています。

展覧会の詳細
本展の開催期間は、2025年4月1日(火)から4月24日(木)までで、時間は毎日10:00から20:00まで開館しています。ただし、最終日のみ17:00に閉場となります。会場は京都 蔦屋書店の6階アートウォールで、入場は無料です。
展示作品は、4月1日(火)の10:00から店頭での抽選販売のエントリー受付が開始されます。なお、オンラインでのエントリーは行われないため、来場者は直接店舗に足を運ぶ必要があります。

德永葵の作品とその背景
德永葵は、幼少期から現在に至るまでの記憶を元に、写実的に描かれた背景を作品に取り入れています。彼女の作品は、実体験として見た景色と、無機質な質感の図像が融合し、フィクションとノンフィクションの間を漂う不思議な世界観を生み出しています。
作品の中には、彼女自身が感じる「似たような毎日が、日々同じタームで繰り返しやってくるようなだらっとした感覚」が表現されています。以下は、展示される新作の一部の詳細です。
- 《公園》 – サイズ: 910×727mm, メディア: キャンバスにアクリル、ペン, 年: 2025年
- 《藪》 – サイズ: 530×455mm, メディア: キャンバスにアクリル、ペン, 年: 2025年
アーティストステートメントと展覧会の意義
德永葵は、作品を通じて「いつも見慣れた景色もそのとき自分がなにをしていたのかもなにを思ったのかも、当たり前の日常すぎて時間とともに忘れてしまうけれど、全部無くなってしまうのは寂しいなと思ったのでここに記録しておく」と述べています。この言葉からは、彼女が日常の中にある小さな記憶や感情を大切にし、それを作品に昇華させる姿勢が伺えます。
本展は、彼女の作品を通じて、観る者に日常の大切さや、記憶の重要性を再認識させる機会となるでしょう。特に、鹿児島の風景を描いた作品は、彼女の故郷への思いが込められており、観る者に深い感動を与えることが期待されます。
京都 蔦屋書店について
京都 蔦屋書店は、京都髙島屋S.C.の5階および6階に位置し、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場として知られています。約6万冊の書籍や、日常のアートピースとなるような文具・工芸品を取り扱い、アートスペースでは注目の現代アート作品が展示されています。
また、約120席を持つSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして利用され、居心地の良い空間を提供しています。営業時間は、通常10:00から20:00までですが、6Fのシェアラウンジは8:00から22:00まで開いています。
項目 | 詳細 |
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展覧会名 | 寝て起きてまた寝る |
開催期間 | 2025年4月1日(火)~4月24日(木) |
会場 | 京都 蔦屋書店 6F アートウォール |
入場料 | 無料 |
抽選販売受付開始 | 4月1日(火)10:00 |
今回の德永葵の新作展「寝て起きてまた寝る」は、彼女の独自の視点を通じて日常の大切さを再確認する機会となるでしょう。アートを通じて、観る者に新たな発見や感動を提供する展覧会となることが期待されます。