裏旬ぶどうの日 (記念日 3月23日)
ぶどうを愛する皆さん、日本の旬の時期に美味しいぶどうを楽しんでいますか?でも、その美味しさを年中楽しめる方法があることをご存知ですか?今回は、ぶどうの新たな旬、「裏旬ぶどうの日」についてご紹介します。
裏旬ぶどうの日とは
株式会社GREENCOLLARの取り組み
裏旬ぶどうの日は、日本品種の高級ぶどうを日本とニュージーランドの2つの拠点で栽培・販売する株式会社GREENCOLLARが制定しました。同社は、日本の山梨県とニュージーランドで「極旬」と呼ばれるクラフトぶどうを育てています。私たちが知る日本の旬とは反対の季節、つまりニュージーランドの冬から春にかけてぶどうが旬を迎えるのです。
この独特な旬の時期を「裏旬」と名付け、3月23日を裏旬ぶどうの日と定めました。この日付は、裏旬ぶどうの出荷ピークが3月であることと、「ふ(2)さ(3)」(房)という語呂合わせから選ばれています。記念日の目的は、裏旬ぶどうをより多くの人に知ってもらい、ぶどうの新たな旬を楽しんでもらうことにあります。
裏旬ぶどうの特徴
山梨県は日本でぶどう出荷量が最も多いことで知られる名産地です。一方、裏旬ぶどうは地球の反対側、日照時間が長く乾燥したニュージーランドで育てられます。この地の環境はぶどうの生産に最適で、主な収穫シーズンは2月中旬から4月初旬にかけてです。
栽培されている品種には、バイオレットキングや巨峰があります。特にバイオレットキングは、その名の通り深い紫色の果実が特徴で、甘みと酸味のバランスが絶妙です。裏旬ぶどうの日は、これらの特別なぶどうを日本でも味わう機会を提供します。
ぶどうの旬を楽しむ
表旬と裏旬の違い
日本のぶどうの主な収穫シーズンは8月中旬から10月初旬です。この期間を「表旬」と呼びます。しかし、裏旬ぶどうの日を通じて、私たちは年中ぶどうの旬を楽しむことができます。このように、表旬と裏旬を知ることで、ぶどう愛好家はより多くの選択肢を持つことができるのです。
裏旬ぶどうの特別な味わいを楽しむことは、単にぶどうを食べるという行為以上の価値があります。それは、異なる気候と土地で育ったぶどうの独特な風味を体験すること、そして日本とニュージーランドの農家の努力と情熱を味わうことでもあります。
ぶどうの楽しみ方
ぶどうはそのまま食べるだけでなく、さまざまな楽しみ方があります。例えば、ぶどうを使ったデザートやジャム、さらにはワインへと変身させることもできます。裏旬ぶどうを使って、普段とは違うレシピに挑戦してみるのも良いでしょう。
また、ぶどう狩りを楽しむのもひとつの方法です。裏旬ぶどうの日を記念して、家族や友人と一緒にぶどう狩りに出かけるのはいかがでしょうか。自然の中でぶどうを収穫し、その場で味わうぶどうは格別です。
裏旬ぶどうの日の意義
記念日を通じた新しい体験
裏旬ぶどうの日は、ぶどうの新たな旬を知る機会を提供するだけでなく、日本とニュージーランドの農業への理解を深めるきっかけにもなります。この記念日を通じて、異なる文化や気候で育つぶどうの魅力を再発見することができるでしょう。
また、裏旬ぶどうの日は、ぶどう愛好家だけでなく、多くの人々にとって新しい食文化の発見となるはずです。ぶどうを通じて、世界が少し狭く感じられるかもしれませんね。
最後に、裏旬ぶどうの日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されたことを忘れてはいけません。この記念日が、ぶどうを愛するすべての人々にとって特別な日となり、ぶどうの新たな旬を毎年楽しむ機会となることを願っています。