母の日 (記念日 毎月第2日曜日、5月第2日曜日)

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母親への感謝の気持ちを表す「母の日」は、日本では5月の第2日曜日に祝われます。この日は、日頃の母の苦労を労り、母への感謝を表現する特別な日ですね。

「母の日」の起源と歴史

アメリカにおける「母の日」の始まり

「母の日」の起源は、1907年にアメリカでアンナ・ジャービスが亡き母を偲び、白いカーネーションを贈ったことから始まります。アンナの母は日曜学校の教師であり、彼女の死後、アンナは母の思い出を形に残したいと考えました。

アンナのこの行動がきっかけで、1908年には教会で最初の「母の日」が祝われ、その後、1914年にアメリカの記念日として正式に制定されました。この日は、母親への愛と尊敬の気持ちを表す日として、多くの人々に受け入れられています。

日本における「母の日」の広がり

日本でも1913年に青山学院で母の日礼拝が行われ、アンナからのメッセージを受け取った女性宣教師たちの尽力により、「母の日」が広まり始めました。1949年からはアメリカに倣って5月の第2日曜日に祝われるようになり、日本独自の文化として根付いています。

カーネーションとその意味

「母の日」にはカーネーションを贈ることが一般的になっていますが、これは母親への永遠の愛と感謝の象徴とされています。白いカーネーションは特に、純粋な愛と尊敬の気持ちを表す色として選ばれています。

カーネーション以外にも、様々な花が贈られるようになりましたが、この日に贈る花は母親の好みを考慮して選ぶのが一番ですね。花以外にも、手紙や食事の招待、家事の手伝いなど、母親への感謝の気持ちを表す方法は多岐にわたります。

「母の日」を祝う世界各国の風習

世界各国での祝い方の違い

「母の日」は世界中で様々な形で祝われており、国によって日付や祝い方に違いがあります。例えば、イギリスでは「マザリング・サンデー」と呼ばれる日に祝われ、日付も異なります。他の国々では、独自の伝統や文化に根ざした祝い方が行われているのです。

日本では、母親に感謝の手紙を書いたり、一緒に食事をしたりすることで、家族の絆を深める機会ともなっています。また、学校や地域のイベントで「母の日」に関連する行事が行われることもあります。

他の記念日との関連

「母の日」と同様に、6月の第3日曜日には「父の日」が祝われます。この日には、父親への感謝を表すためにバラを贈るのが一般的です。また、「母の日」と同じ5月の第2日曜日は「袋物の日」としても知られており、様々なプロモーションが行われることもあります。

「母の日」の現代的な楽しみ方

感謝の気持ちを新しい形で

現代では、母親への感謝を表す方法も多様化しています。例えば、SNSを利用して感謝のメッセージを送ったり、オンラインショッピングで選び抜かれたギフトを贈ったりする人も増えています。また、母親が趣味で楽しんでいるものや、日々の生活で役立つアイテムをプレゼントするのも喜ばれます。

私たちの生活において母親の存在は計り知れないものです。母の日は、そんな母親への感謝の気持ちを改めて伝える絶好の機会です。この日を通じて、日頃言えない感謝の言葉を伝え、母親との関係をより深めることができるでしょう。