香育の日 (記念日 5月19日)

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皆さんは、香りを通じて子どもたちの感性を豊かにする「香育」の取り組みをご存じでしょうか?

香育の日とは

香育の日の由来

5月19日は、「香育の日」として知られています。この日は、公益社団法人・日本アロマ環境協会(AEAJ)が制定しました。東京都渋谷区神宮前に本部を置くこの協会は、アロマテラピーを通じて私たちの心身の健康に寄与し、その普及や研究に励んでいます。

「香育」という言葉は、香りの体験教育を意味し、嗅覚を刺激することで子どもたちの豊かな感性や柔軟な発想力を育むことを目指しています。日付は「こう(5)いく(19)」と読む語呂合わせから選ばれました。

香育の目的と活動

香育の日は、子どもたちに植物の恵みである精油の香り体験を通して、五感のひとつである嗅覚に意識を向けさせることを目的としています。これにより、人と植物との関わりや自然環境の大切さを伝えることができます。

香育は学校教育の一環として、また地域の公共施設や民間施設でのイベントとしても展開されています。2022年(令和4年)には、日本記念日協会により正式に記念日として認定されました。

香育の取り組み

香育の取り組みは、小学校から高等学校までの教育現場で実施されています。クラブ活動や課外授業を通じて、子どもたちに植物の香りを体験させることで、感性を育むことができます。

また、児童館や図書館、植物園などでも香育に関するイベントや講座が開催されており、地域の子どもたちに自然とのつながりを教える機会を提供しています。

香りを通じた教育の重要性

五感を育む香りの体験

香育では、特に嗅覚に焦点を当てた教育を行っています。嗅覚は五感の中でも特に記憶と密接な関係があり、香りとともに経験を記憶することで、学びが深まると言われています。

子どもたちが自然の香りに触れることで、自然環境への理解と感謝の気持ちを育むことができるでしょう。

家庭での香育の実践

香育の活動は学校や公共施設だけでなく、家庭でも簡単に取り入れることができます。例えば、家の中でアロマオイルを焚くことや、庭で植物と触れ合うことも香育になります。

散歩をしながら自然の香りを感じ取ることも、子どもたちにとって新しい発見となり、感性を磨く良い機会です。

香育と関連する記念日

アロマテラピーと記念日

香育の日と同様に、アロマテラピーに関連する記念日は他にも存在します。例えば、11月3日の「アロマの日」や2月1日の「ニオイの日」、7月7日の「香りの日」、10月30日の「香りの記念日」などがあります。

これらの日は、香りの文化を広め、私たちの生活に香りの良さを取り入れるための大切な機会となっています。