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世界一周の日 (記念日 6月21日)

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「世界一周の日」と聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?旅の魅力、未知なる文化との出会い、そして自らの限界を超える冒険。そんな夢のような体験を称え、記念する日があることをご存知でしょうか。

世界一周の日の由来

千葉県佐倉市から始まった記念日

この記念日は、千葉県佐倉市の世界冒険社代表である砂川博昭氏によって制定されました。砂川氏は62歳の時に一人で世界一周の旅に出発し、219日間で28ヵ国を巡るという壮大な経験をされています。旅の途中で世界中の人々に支えられたことから、恩返しの意味を込めてこの記念日が生まれたのです。

2021年(令和3年)には一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録され、砂川氏は「世界一周の日」を商標登録しています。記念日の目的は、一人でも多くの人が世界一周の旅に出るきっかけを作ること。旅を通じて、世界の広さや多様性を知り、心の地平を広げてほしいという願いが込められています。

日本初の世界一周ツアー

「世界一周の日」の日付は、1908年(明治41年)6月21日に遡ります。これは日本初の世界一周ツアーを行った「朝日世界一周会」の一行が帰国した日にちなんでいます。この旅行は、横浜港から出発し、アメリカ大陸を横断、大西洋を越え、ヨーロッパ各国を巡り、敦賀港に帰国するという、当時としては前例のない大冒険でした。

トーマスクックというイギリスの旅行会社がプランを練り、随行員を付けたこのツアーは、90日間の予定が96日間に及ぶ長旅となりました。費用は一人2340円という、現在の価値で約1千万円に相当する高額でしたが、50人の定員に対し80人の申し込みがあり、最終的に54人が参加したという記録が残っています。

砂川氏の世界一周

砂川氏自身の世界一周は、エベレストやインド、スリランカ、アフリカトラック旅オーバーランドツアー、キリマンジャロ、中東、ヨーロッパなど、様々な地域を巡る壮大なものでした。一時帰国を挟みつつも、キューバや南米、南極にも足を伸ばし、その体験をもとに2022年(令和4年)6月には著書「定年だ!世界一周ひとり旅」を発売し、多くの人々に旅の魅力を伝えています。

世界一周の魅力とは

旅行者の心を捉えるもの

世界一周の旅というのは、ただの観光旅行とは一線を画します。それは、地球という星の多様性を肌で感じ、異文化に触れ、自己の限界を試す冒険であり、人生観さえ変えるかもしれない経験です。私たちは普段、日常の中で見過ごしてしまう世界の広がりや深さを、旅を通じて再発見することができるのです。

また、世界一周の旅は、人との出会いが非常に豊かです。旅の途中で出会う人々との交流は、自分自身の視野を広げ、新たな価値観を学ぶ機会を与えてくれます。旅をすることで、世界は広いと同時に、私たちが生きる地球がいかに繋がっているかを実感することができるでしょう。

世界一周がもたらす変化

世界一周を経験すると、人は変わります。それは、旅の中で得た知識や経験が、自分自身を成長させるからです。異なる文化や価値観に触れることで、柔軟な思考と広い視野を持つことができるようになります。

私自身も、日本の伝統文化や暦に深い関心を持ちながら、世界各地の文化や歴史にも興味を持つようになりました。日本の祭りや茶道、書道といった文化活動に参加する一方で、海外の文化にも触れることで、自分の視野が大きく広がったと感じています。世界一周の旅が、人生における新たな発見や学びの場となることは間違いありません。

世界一周の日を祝う意義

旅の始まりとしての一歩

「世界一周の日」は、旅に出るための一歩を踏み出すきっかけとなる日です。この日を機に、世界一周の夢を持つ人々が、具体的な計画を立て始めるかもしれません。また、既に世界一周を経験した人々にとっては、その思い出を振り返り、次の旅への意欲を新たにする日となるでしょう。

私たちが普段忙しく生活している中で、旅の計画を立てることは容易ではありません。しかし、「世界一周の日」をきっかけに、旅行の夢を現実に変える第一歩を踏み出すことができるのです。旅には人生を豊かにする力があります。この記念日を通じて、多くの人々がその力を実感し、新たな世界へと旅立つことを願っています。

最後に、世界一周の日は、旅行好きなら誰もが一度は夢見る冒険の日です。旅行の計画を立てる楽しみ、出発のワクワク、帰国後の充実感。これらすべてが、世界一周の旅という一大イベントに凝縮されています。皆さんもこの記念日を機に、世界一周の夢を持つことができたら素晴らしいですね。

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