ナイトライダーの日 (記念日 9月10日)
1982年9月、アメリカNBCで放送が始まった「ナイトライダー(Knight Rider)」は、人工知能を持つドリームカーと人間の相棒が事件を解決するカーアクションドラマとして、たちまち世界的な人気を獲得しました。全4シーズン・全84話が制作され、1986年まで放送が続きました。主人公マイケル・ナイトを演じたのはデビッド・ハッセルホフ。若き刑事マイケル・ロングとして産業スパイを追跡中に凶弾に倒れた彼は、実業家ウィルトン・ナイトに命を救われ、新たな顔と名前を与えられて民間犯罪捜査員として再出発します。その相棒が、高性能人工知能コンピュータを搭載した黒いスポーツカー「ナイト2000」、通称K.I.T.T.(キット)でした。
K.I.T.T.は1982年型ポンティアック・ファイアーバード・トランザムをベースに改造されており、流暢な英語で会話し、時速320キロ以上での走行、装甲防御、マイクロジャム機能など多彩な特殊装備を備えていました。単なる「乗り物」を超えた相棒キャラクターとしてのK.I.T.T.の存在が、このドラマの大きな魅力となりました。
日本ではテレビ朝日系列で吹き替え放送され、シーズン4は「新ナイトライダー」として放映されました。ただし84話のうち日本初放送当時に放映されたのは74本にとどまり、残りの10エピソードが日本語吹き替え版として放送されたのは2015年のFOXクラシックチャンネルが初めてでした。日本語版でのマイケル・ナイトの吹き替えは声優の羽佐間道夫が担当し、K.I.T.T.の声は野島昭生が担当しました。
9月10日が「ナイトライダーの日」として制定されたのは、「ナ(9)イト(10)」の語呂合わせによります。制定したのは「ナイトライダー コンプリート ブルーレイBOX」を2014年11月27日に世界に先駆けて発売したNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社です。このBOXは4シーズン全84話を収録した完全版で、ファン待望の製品として話題を集めました。
放送から40年以上が経過した現在も、黒いボディに走るレッドスキャナーは「ナイトライダー」の象徴として世界中のファンに記憶されており、K.I.T.T.は「AI搭載の自動車」という概念を大衆文化に根付かせた先駆的な存在として語り継がれています。
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