海老の日 (記念日 毎月第3月曜日、9月第3月曜日)
海老は、長いひげを持ち、腰の曲がった姿が老人を思わせることから、古くから長寿の象徴とされてきました。さらに、目玉が飛び出た見た目が「お目出たい」に通じるとして、縁起の良い食べ物としても広く親しまれています。お正月のおせち料理に海老の塩焼きや黒豆と並んで伊勢海老が添えられるのも、こうした縁起担ぎの文化が背景にあります。お祝いの席で海老が欠かせない理由は、日本人の感性に深く根ざしているのです。
「海老の日」は、愛知県西尾市一色町に本社を置く毎味(ことみ)水産株式会社が制定した記念日です。同社は1950年(昭和25年)の創業以来、「海老せんべいの故郷」として知られる一色町で小海老原料の販売を手掛け、その後は輸入・水産加工・卸・ベンダーと時代に応じた取り扱い品目を増やしてきました。企業理念は「『毎日を美味しく』その真心を食卓へ届けたい。」で、社名の「毎味」もこれに由来します。2020年(令和2年)には創業70周年を迎えた、まさに海老一筋の専門業者です。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
記念日の日付は「敬老の日」に合わせて設定されています。長寿の象徴である海老をこの日に食べることで、日本を支えてきた高齢者への感謝と敬意を表し、末永い健康と長寿を祝うという思いが込められています。食卓を通じて世代をつなぐ、温かい発想の記念日です。
日本で流通する海老の種類は実に豊富で、甘えび・ブラックタイガー・バナメイエビ・車海老・ボタンエビなどが代表的です。天ぷら・塩焼き・エビフライ・炒め物・鍋料理と調理法も幅広く、和洋中を問わず食卓に登場します。低カロリーで高タンパク、タウリンやアスタキサンチンを豊富に含む点でも栄養価が高く、健康志向の高まりとともに注目される食材でもあります。縁起物としてだけでなく、日々の食事でも親しまれている海老を、敬老の日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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