顕現日 (記念日 1月6日)
- 別名
- 公現祭(こうげんさい)、エピファニー(Epiphany)
- 日付
- 1月6日(クリスマスから12日後)
- 三博士の名前
- カスパル・メルキオール・バルタザール(カトリック伝承)
- 三博士の贈り物
- 黄金・乳香・没薬
- 聖遺物の所在地
- ドイツ・ケルン大聖堂
- 降誕節の期間
- 12月25日〜1月5日(クリスマスタイド)
クリスマスから数えて12日目、1月6日に「顕現日」(けんげんび)を祝う習慣は今も世界各地に根付いています。正式には「エピファニー(Epiphany)」と呼ばれ、「公現祭(こうげんさい)」とも言います。
三博士とは、聖書(マタイによる福音書2章)に登場する「マギ(Magi)」のことで、星に導かれてはるばる東方から旅してきたとされる賢者たちです。贈り物として「黄金・乳香・没薬」の三品を捧げたことから「三人」と数えられるようになりましたが、聖書には人数の明記がなく、伝承によって人物像も様々に語られています。カトリックの伝統ではカスパル・メルキオール・バルタザールという名前が定着しており、ドイツのケルン大聖堂にはこの三博士の聖遺物が納められているとされています。
顕現日の前日まで、すなわちクリスマス(12月25日)から1月5日までの期間は「降誕節(クリスマスタイド)」と呼ばれます。英語圏には「クリスマスの12日間(The Twelve Days of Christmas)」という有名なクリスマスキャロルがあり、まさにこの期間を歌ったものです。顕現日を境にクリスマス飾りを片付ける習慣が今もイギリスなどに残っており、この日を過ぎてもツリーを飾り続けると不吉だという言い伝えもあります。
顕現日はキリスト教の宗派によって位置づけが異なります。西方教会(カトリック・プロテスタント)では主に「三博士の礼拝」を記念する日とされます。一方、東方正教会ではイエスがヨルダン川で洗礼を受けた際に「神の子」として天から認められた出来事(「主の洗礼」)を中心に祝います。アルメニア使徒教会ではイエスの降誕そのものを1月6日に祝う伝統も残っており、宗派ごとに「顕現」の意味合いには幅があります。
祝い方もお国柄が現れます。スペインや中南米では三博士がこどもたちにプレゼントを届ける「レジェス・マゴス(Los Reyes Magos)」の行列が盛大に行われ、クリスマスよりも大切な祝日とされる地域もあります。フランスではガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)と呼ばれる円形のパイを食べる風習があり、生地に隠されたフェーブ(小さな陶器の人形)を引き当てた人が「王」になるというゲームが家族で楽しまれています。
「顕現(けんげん)」とは、はっきりと姿を現すことを意味する言葉です。この祝日はキリストが世界のすべての人々、とりわけ異邦人(ユダヤ人以外の人々)にも救い主として示された瞬間を記念しています。東方の博士たちが「異邦人」の代表として扱われているのはそのためです。クリスマスから続く降誕の物語が、顕現日でひとつの区切りを迎えます。
1月6日の他の記念日
1月6日のカレンダー情報
1月の二十四節気・雑節
- 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
- 大寒(だいかん) 1月20日(火)
- 冬の土用(どよう) 1月17日(土)